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2008年5月14日 の出来事

セクシーなショー -ブエノスアイレス-

昨晩は夜更かししたため、今日は昼過ぎに起床。

おはようございます。嫁でございます!

ホントは今日ブエノスアイレスを離れるつもりでいたのですが、急遽あることに参加することになり、もう1日延長して明日までこの町に滞在することになりました。

まあ、その「あること」については後ほど。

んで、居心地の良いこの上野山荘別館。

もちろん今日もここに泊まるつもりでいたのですが、もうすでに他の客の予約が入っちまったようで、今日は私たちは泊まれないことになってしまいました。

まあ前から「14日に出る」と伝えてたので、しょうがないですが。しかし人気がありますねえ、この宿。

うちのダンナ様は、明日のバスチケットを買うために、率先してバスターミナルへ一人でパシリに行かれたので、ワタクシめは宿のリビングでNHKを観ながらグダグダしつつ、とりあえず荷物のパッキング。

それが終わった後、もうすでにチェックアウトしてるにも関わらず、宿のキッチンを使わせてもらって料理を作り、バスチケットを買って帰ってきたダンナと一緒にまたNHKを観ながら昼飯。

どうやら大相撲5月場所が始まってみたいだね、というダンナの独り言を無視しながら一緒に昼飯を食べた後、新たな宿「ビクトリア2」へと向かったのでありました。

ちなみに「ビクトリア2」じゃなくて、普通の「ビクトリア」って宿もあるのですが、そちらはどうやら泥棒宿ってウワサです。

数々の被害情報を聞いていたのですが、「ビクトリア2」のほうは普通に安全らしい。2になってパワーアップしたのかな!?

地下鉄にしばらく揺られ、ちょっと中心部から離れたところにあるその宿になんとか到着。

だけどこの宿のオバちゃん、まったくさっぱり英語が通じない!!

当然のように日本語なんて、犬に猿が話しかけてるぐらい通じないわけでありまして、意思疎通が全然できません。

というか、うちらがスペイン語を話せないと言ったほうがいいのか・・・。

とにかく、オロオロと困ったちゃんの我々夫婦だったのですが、そこへ日本人らしき宿泊客が登場!

思わず声をかけて通訳してもらい、なんとかチェックインすることができたのでした。はぁ~、助かった。

そのスペイン語ペラペラの日本人客サトルさんは、キッチンの場所とか近くのバス乗り場の場所とか教えてくれて、本当に助かりました。グラ~シアス!

さてさて、お部屋に入ってちょっとユックリした後、小腹が減ってきたので近くのスーパーでお菓子を購入し、その帰りに立ち食いピザ屋(?)でピザを買って帰り、今晩の夕食に。

アルゼンチンはピザもこれまたウマかった。チーズがトロトロでいい感じ。さすがイタリア系移民の多い国であります。

そんな感じで時間をつぶし、太陽も完全に沈みきったところで、さて本格的にお出かけです!

今日の目的、そしてこのブエノスアイレスに1日余計に滞在する要因となりました、↓↓この写真のショーを見に行くのであります!

2日前に町を歩いているときにこの看板を見かけて、もう一瞬でそのトリコになってしまったワタクシ。

そのピンクでセクシーな雰囲気に圧倒され、「絶対このショー観たい!」とダンナを説得し、ショーの開催される今日まで滞在を延期してもらったのでした。

まあダンナも看板見たとき、鼻の穴がプクッとふくれていたので、マンザラでもなかったのだと思いますが。

バスで劇場に到着すると、予想以上の混雑ぶり。

あのインパクト大な看板を見て、私たちと同様に興味をそそられた人も多いのかなあ。しかし、並んでる人たちの顔を見ると、意外と年齢層が高め!?

まあでもそんなの知ったことじゃありません。我々は、あの看板に載っていた色っぽいオネエチャンを拝められればそれでいいのです!

会場に入ると、写真撮影は一切禁止。

あぁ~写真付きで実況中継できないのは、非常に残念ではありますが、まあこの目にしっかり焼き付けて帰りたいと思います。

さてショーがスタート!

看板に載ってたオネエチャン、そしてたくさんの艶っぽいオネエチャンたちが、セクシーな出で立ちで続々とステージに登場してまいりました!!

もちろんダンナもニヤニヤしながらその様子を眺めてましたが、それよりももっと鼻の下を伸ばして、ステージ上のオネエチャンたちに魅了されまくりのワタクシ嫁。

いや~キレイ!お人形さんみたい。

しかもダンスもカッコイイし、べっぴんさんだし、もう何というかアクロバティック&ビューティフル。

いやいや、これならご飯3杯はいけますぜ、ほんと。

ただ、オネエチャンたちのダンスショーよりも、ショーの間に入る、オッサンたちのトークとか、無駄なモノマネセッションとかのほうが時間が長くって、それが非常にウザかった。スペイン語もよーわからんし・・・。

実際アルゼンチンではそのオッサンたちのほうが有名人らしく、会場からはオッサンたちに向かって、年配の女性たちの黄色い声が飛んでました。加山雄三みたいな感じかな!?

まあしかし、本当に写真に残せなかったのが残念でならないぐらい、もう圧倒的なセクシーっぷりを堪能した超魅力的なステージ、興奮しまくりのショーでした。

・・・と思いきや!

なんと、うちのダンナ様がアルゼンチンのサイトから、このショーの動画を探し出してきてくれました。

↓↓に貼っときます。ダンナよ、グラ~シアス!


もっともっとオネッチャンたちをマジマジと眺めていたいという気持ちを若干残しつつ、劇場を後にした我々。

「1日延期してよかったねえ」などとダンナと話しながら、宿の近くのバス停で下車し、宿への道を歩いていると、なにかちょっと道の脇に異様な人影が・・・。

よく見ると、暗闇の中にセクシーな格好をしたオネエチャンたちがポツンポツンと立っているではありませんか!?

さっきのショーの再現かしらと一瞬興奮!

・・・したのも束の間、さらによくよく見てみると、その方々はオネエチャンではなく、オニイチャンたちだったのでありました。。

艶かしい目つきとエロい衣装で男性たちを魅了する、ニューでハーフなお兄様方。まあ男性の立ちんぼってやつですね。

ダンナがそのオニイチャンたちから誘われたり襲われたりしないかなあと願いながら、あえてダンナと距離を置いて歩くワタシ。

フヒヒヒと面白がってダンナの様子を後方から眺める。

しかし、普段はワタシを置いてスタスタと先に歩いていってしまう九州男児なダンナも、この時ばかりは彼らにビビッてワタシのほうへと擦り寄ってきたのでした。

ケッ!何も起きないまま宿に到着しちまったぜっ。

その後、宿の部屋に戻り、当然のようにさっきのショーのことを思い出し、夫婦で意気投合しながら、天使のような羽の生えたオネエチャンのセクシーっぷりについて、夜遅くまでじっくり話し込んだのは言うまでもありません。



2008年5月13日 の出来事

ボカのマラドーナ -ブエノスアイレス-

昼頃に起床。

さすがに2食続けてステーキというわけにもいかないので、今日のお昼はウィンナーを食べることにした。

ラーメンに入れて食べたのだが、ウィンナーから肉汁っぽい油的なものがすごくあふれだしてきて、まるで豚骨ラーメンのようなコッテリギットリなラーメンとなってしまった

まあ美味しかったので不満はないけど、しかしアルゼンチンの肉ってやっぱりなんだかすごい・・・。

今日は、ボカ地区へ観光に行くことにした。

ブエノスアイレスの下町ボカ。中でもカラフルな建物が立ち並ぶタンゴ発祥の地カミニートは、このブエノスアイレスでも一番の観光名所となっている。

もともと行こうと思っていたのだが、昨日「カミニートでマラドーナを見た」というウソかマコトかよくわからん情報を入手したため、じゃあ早いうちに行っておこうと今日行くことに決めたのだった。

まずは、アメックスのオフィスに行って、使い勝手の超悪いトラベラーズチェックを全てドル現金化。

あのアメックスにも関わらず、窓口のネエちゃんの対応がテキトウだったのが軽い驚きだったが、まあ南米なのでこんなもんなんだろう。

ヨレヨレの数十枚の100ドル札を腹巻の中に入れて、ちょこっと警戒しながら市バスに乗ってボカ地区のほうへと向かった。

ボカといえば、サッカーでも有名だ。

かつてマラドーナも所属していたボカ・ジュニアーズは、トヨタカップをはじめ18個もの国際タイトルに輝いている世界で最も有名なサッカーチームのひとつで、このアルゼンチン国内においても、圧倒的な人気を誇る強豪チームだ。

ボカ地区に到着すると、まずそのボカ・ジュニアーズのスタジアムが目に入ってきた。

ユニフォームと同じ、黄色と青が印象的なスタジアムは、狭いエリアの一角に無理やり建てられているだけあって、スタンドがものすごく急傾斜になっていた。

ボカのサポーターは非常に熱狂的なことで知られる。

ボケンセと呼ばれるそのサポーターたちの応援は本当に凄まじいそうで、試合中はこのスタジアムが激しく振動するとのこと。

試合が終わった後もその熱狂ぶりは収まらないらしく、試合後にバスに乗って帰ろうとした敵チームのサポーターが、バスの車内で銃殺されるといった事件も普通に起こってるそうだ。

試合がある日は、サポーターたちが乱れまくり暴れまくり状態になるため、周辺の商店も早めに店を閉めてしまうらしい。

聞くところによると、サポーター専用の棺おけ(もちろん黄色と青)や墓地まで販売されてるみたいで、もうサポーターにとっては、ボカ・ジュニアーズが人生そのものって感じなのかもしれない。

このスタジアムのスタンドの傾き具合も、この熱狂的なボケンセたちを、熱狂たらしめてる一つの要因なのかもしれないなと思ったりした。

スタジアムから歩くこと数分でカミニート地区に到着した。

うわさ通りのカラフルな町並みはすごく可愛らしくて、子供がとっても喜びそうなちょっぴりメルヘンな光景が広がっていた。

ラ・プラタ川沿いの港町カミニートは、かつてはブエノスアイレスを行き来する船の出入口、アルゼンチンの玄関口でもあったそうだ。

造船工場で余ったペンキを古いトタンの家々に塗っていったのが、このカラフルな町並みの始まりとされている。

港湾労働者たちのあふれる貧しい地区だったこのカミニート。人や物、文化や音楽の行き交うこの港町の安酒場でタンゴも生まれたという。

発祥の地だけあって、カミニートの小路にはタンゴのリズムが流れ、ダンサーが軽やかに足を踏みながらパフォーマンスを行っていた。

カミニートの鮮やかな色彩がダンサーの黒い衣装を小路の上に浮かびあがらせ、その軽快なステップを際立たせていた。

とても心の和む、穏やかでかつ華やかな光景だった。

そんなメルヘンな雰囲気あふれる、心の和むカミニートの路上で、ふと見たことのある顔を発見した。

「マラドーナだ!!」

昨日聞いた情報は本当だったのだろうか。

水色と白のストライプのユニフォームをまとった背番号10番が、カミニートの路上をウロウロしていた。

しかし、観光客が誰も近寄ってないのがちょっと妙だ。

そもそも、なんでユニフォームを着てるのかわからんし、むしろ彼から人が遠ざかったいるようにも見える・・・。

近くに寄ってよくよく見てみると、案の定そいつはマラドーナではなかった!

顔も体系もかなりソックリだったが、ただのニセモノだった。

観光客相手に写真撮影料を取るため、マラドーナを装ってここでやたらと行き交う人々に声をかけて商売していたのだ。

ニセ・マラドーナは、「アミーゴ!」と言いながら僕にハイタッチを求めてきたが、当然のように彼のニセ神の手は、僕の目の前で虚しく空を切ったのだった。

まあ、そんなわけで本物のマラドーナには会えなかったけど、ボカ地区を楽しんだ我々。

またまた肉屋で牛肉を買って宿へ戻り、相変わらず超ウマい分厚いステーキを夕食としてペロリ。

その肉の美味しさの余韻にひたりながら、宿の人たちとワインを傾け、マラドーナの話をしたりしながら夜遅くまで気分よく談笑したのでありました。



2008年5月12日 の出来事

アルゼンチンの肉 -ブエノスアイレス-

アルゼンチンという国は、実にその国土の4分の1が「パンパ」と呼ばれる大草原に覆われている。

アルゼンチンの面積は日本よりも7倍ぐらい広いそうだから、日本が2個入ってしまうぐらいの草原が存在していることになる。

その大草原地帯は、世界屈指の穀倉地帯としても知られ、そこで収穫された小麦やトウモロコシなどは世界中の国々へ向けて輸出されている。農業国アルゼンチンの富の源泉だ。

さらに、このパンパでもうひとつ盛んに行われている事業がある。

それは牧畜業。

そう、あの一昨日アサードで食べた美味しい肉たちは、そのパンパの大草原で育て上げられた牛たちだったわけだ。

パンパには栄養分が豊富で良質な牧草があふれまくっており、家畜たちはそうした美味しい草を毎日毎日食べ、自らをどんどんどんどん美味しい体に仕上げていくのだ。


(写真はネパールにいたダンボールを食べる牛)


人口よりも牛の数のほうが多いという、ある意味、インドよりも素敵な国アルゼンチン。

今日は、そのアルゼンチンの肉を思う存分食べようということで(一昨日も食べたけど)、外で所用を済ませた後、肉屋で牛肉を買って帰り、宿のキッチンで調理して食べることにした。

買った牛肉は2人分で1キロ!

超分厚いステーキだけど、これで400円ぐらいっていうのが、もうこの時点で素晴らしい。

パンパと牛に感謝しながら、昨日のワインの残りと塩コショウで軽く味付けし、野菜を少し加え、ミディアムレアな感じでお皿の上へ。

あふれ出る肉汁をすくうようにして、そのステーキを一切れ口に運んだ瞬間、思わず声をあげて叫んでしまった。


「うめーーー!!!」


本当に美味しかった。ビックリするほどに美味しかった。思わず嫁を顔を合わせながら、お互いにニヤニヤニヤニヤしてしまうほどに美味しかった。

こちらの牛肉は、和牛みたいな霜降りではなくってほとんど赤味の肉なのだが、恐ろしいほどに柔らかく、ジューシーで、そして濃厚で深い味わいをしていた。

これまで色んな国を旅してきたけど、こんなに美味い肉があふれている国は初めてだ。間違いなくダントツで初めてだ。

一昨日のアサードで食った肉も美味かったし、こうして普通に焼いて軽く味付けしただけのステーキも超ウマい。

その柔らかな食感と口の中に広がっていく肉汁を楽しみながら、あっという間に500グラムのステーキを平らげた僕は、膨れ上がった腹を満足げにさすりながら、自信を持ってこう結論付けたのだった。

「アルゼンチンの牛肉は世界一美味しい!」

いやあ、アルゼンチンって素晴らしい国です。明日も肉食べよ。



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