2007年09月09日 の出来事 |
雲南を進む -大理→麗江-
もう少し大理でゆっくりしてもよかったのだが、早くしないとチベットあたりで寒い時期に突入しそうなので、本日、大理を発って麗江に向かうことにした。
14:30のバスで行くことにしたので、それまで昼飯食って少し大理の古城内を散歩。
こういう歴史のある街は散歩するだけでも楽しいし、なんとなく落ち着く。外国人旅行者向けに洋風のものを街並みに取り入れたりしているが、そこまでやりすぎの感もなく、まあまあいい感じだ。


ただ、この中国国内の空前の観光ブームのためか、外観を古っぽくみせた新しい建物が建ちまくってるような区域もあって(しかも「入居者募集中」みたいな貼紙もしてあるし)、そのあたりは少し興醒めだった。まあしょうがないけど・・・。
途中、少数民族系のお店で嫁がポンチョを購入。便宜小姐の本領を発揮して、50元だった言い値を12元まで値切れて、かなりの上機嫌。
古城内を散歩した後、とりあえず大理で一番有名な名所である崇聖寺三塔を見に行くことにした。
といっても入場料取られるのがイヤだったし、嫁も風邪で歩くのがしんどそうだったので、近くまで行って写真を撮ったのみ。
うーん、もうちょっと近くまで行ってもよかったかも・・・。

そんなこんなで、短い間でしたが大理での生活を満喫した、ということで麗江へ向かって出発!
宿の近くから麗江行きのバスに乗る。
小さいバスで乗客は満員だ。狭い車内に荷物を押し込み、足を丸めながら席に着く。
バスが進み、窓の外に美しい景色が広がってくる。
雲と同じ高さにそびえる山並みと谷間に広がる田園風景を眺めていると、ここが山岳地帯であることを実感する。

遠くまで来たもんだなあと感慨に耽っていたら、隣で嫁が苦い顔をしているのが目に入った。
どうやら、前に座っている睡眠中のハゲオヤジが、席をはみ出して後ろのほうまで脂ぎった頭をフラ~フラ~と寄せてきているようだ。
車内が狭いので、もう少しで嫁の足にオヤジの頭がくっつきそうだ。

小声で「いやだあ~」と嫁が言うので、何かよい方法がないか考えてみた。
肩をたたいて「頭を引っ込めてください」と言うのもなんか癪だし(しかも逆に文句を言われ返されそうだ)、なんかゴミクズを頭に投げつけるのも少し過激すぎる。
悩みぬいた挙句、オヤジの耳元で中国人がよくやる痰吐きのマネをしてみた。
「カーーッ!」
稲妻に打たれたかのように、オヤジはビクッと身震いをして頭を引っ込めた。
中国人は、いつどこから痰が飛んでくるかわからないから、反射的に体がビクッと動くようになってるのではないかという僕の読みは的中した!
嫁と二人で声を殺して大笑い。嫁の隣に座っていた中国人の小姐も笑っていた。
そんな感じで暇つぶしをしていたら、途中から急に豪雨が降り出した。しかも徐々に降り出すとかいうのではなく、ある瞬間から急に豪雨が始まったという感じだ。
さっきバスの窓から黒い雲に覆われた山が遠目に見えたが、たぶんその山にバスが踏み入ったのだろう。
それにしてもすごい雨だ。軽い土砂崩れがおきて道路に泥水があふれている。

激しい雨で、前の道もあまり見えない。
バスが崖から落ちないか心配しながら様子を見ていたが、ドライバーは何食わぬ顔でスイスイと何台かの車を追い抜きながら進んでいった。
30分ほどそうした天気が続き、やがて太陽が姿を現した。
ドライバーは「余裕だよ」みたいな顔をしながら、タバコを一服。禁煙の車内に偉そうな香りのする煙がひろがっていった・・・。
そんなこんなで18時ぐらいに麗江のバスターミナルに到着。そこから旧市街の古城地区近くまで、市バスに乗って向かう。
バス停で降りて古城地区に歩いて向かう途中、北のほうに万年雪をいだいた玉龍雪山が広がっていた。

この景色を見て、「よいねえ~」と言いながら歩いていたら、50メートルしないうちに古城地区の入口に到着した。
目の前に長年夢見ていた、あのノスタルジックな街並みが広がっていた。


麗江は標高2400メートルに位置する高原の古鎮だ。
少数民族であるナシ族により造りあげられたこの街は、周囲の美しい自然とともに800年という年月を刻み、中国有数の景勝地として現在にいたるまでその名をとどろかせてきた。
よく見ると観光客に迎合しているような建物とか装飾とかもあるが、さすがに世界遺産の街並みは心に響くものがあった。
ちょっと人が多すぎな感はあるけど。。
道が入り組んでいて迷いそうになりながらも、結構いい宿をみつけた。立地も雰囲気もいいし、トイレ・ホットシャワー付きで無線LANもつながる。
大理の宿より高いけど、これで一部屋50元(約800円)ならなかなか満足だ。いい宿に泊まると、嫁さんが上機嫌になるのがうれしい限りです。
宿もいいし、街並みも綺麗だし、しばらくこの街に長居しそうだなあ・・・。


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