2007年10月 2日 の出来事 |
ランクル探し 2回戦 -ラサ-
さて、今日は一昨日の続き。
安いランクルツアーの手がかり探しに、ネパール領事館近辺をうろつくぞ!
というわけで、気合いを入れて昼頃に起床し、気合いを入れて昼飯に餃子と辛い系の麺を食す。
それにしても最近は餃子ブームで毎日餃子ばかり。
チベットに来たにも関わらず、チベット料理を未だに食してない。
まあ餃子は美味くて安くてボリュームがあるので、気合いを入れるには良いのです。

飯屋のテレビに映し出される江沢民の笑顔が相変わらずウソ臭いけど、餃子のニンニク臭さには勝てない!
気合いを入れて、二人でバスに乗ってネパール領事館付近へ!
そして、とりあえず領事館の横あたりにあった旅行代理店に入る。
店員はネパール人なのか、中国語がほとんど通じないため、拙い英語でコミュニケーション。
が、ブロークンすぎるイングリッシュのため、何を言ってるのかさっぱりわからん。
しかも、店員が食べていた餃子を、途中で店に入ってきた客がナゼかつまみ食い!
Why is he eating?
と嫁が問いただすが、店員はヘラヘラ笑うのみ。気合いが足りん!
20分ほど会話したが、とりあえずその店員が胡散臭いということだけが確実にわかった。
収穫無し。
さてどうしようと、店を出て周囲を見回すが、そこ以外に旅行代理店らしき店は無い。
う~ん・・・。急に気合い力が落ちてきた。。

「ネパール領事館付近に何かあるかもしれない」という情報は、やはりガセネタだったのだろうか。
トボトボと通りを歩いていると、路上に駐車するランクルの姿が目に入ってきた。
異様に多いランクルの姿に「何かある!」と感じずにはいられなかった我々は、意を決してそこらへんにいたランクルのドライバーに直接話しかけた。

「エベレストB.C経由でダム(中国の国境の町)までランクルで連れてってくれないか?」
帰ってきた返事は意外にも、
「いいよ、暇だから明日にでもどうだ。」
3泊で5,500元(約88,000円)。旅行代理店で提示された金額より2,000元ほど安い!
うちら外国人だけど許可証とか無くて大丈夫?と問いただすと、たぶん大丈夫だろうという返事。
途中で公安から罰金とか国外退去とか言い渡されたらイヤだと思い、とりあえずそのドライバーの連絡先だけ聞き、別れを告げる。
しかし「ネパール領事館付近に何かある」という情報はこのことだったのか。たしかに何かあった。
というわけで、別のドライバーにもブロークン・チャイニーズで話しかけてみる。
するとやはり5,500元との返事。まあこれが相場なんかな。
「まあゆっくり話そうよ」とドライバーに誘われ、近くの店でチャイをご馳走になりながら話を続ける。
で、再び外国人だけど大丈夫かと問いただす。
すると、ドライバーは何やら携帯電話で誰かと話し始めた。渋い顔をしながら考えだすドライバー・・・。

少しすると、電話の相手らしいチベタン紳士がやってきて、向かいの席に座った。
どうやら彼はベテランドライバーらしく、いろいろと細かいことまで詳しく知ってるという。
彼が言うには、外国人がチベットの未開放地区(ラサとかシガチェ以外)を旅するには「外国人旅行証」ってものが必要で、それが無いと公安に捕まって罰金とかを取られる可能性がある、とのこと。
あとガイドが付いてないと少しマズイことになるかもしれない、とのこと。
しかも、この「外国人旅行証」は旅行代理店とかじゃないと取得できないらしい。
チベット自治区に入るためには「入域許可証」が必要で(結局とらなかったけど)、自治区内を旅するためには「外国人旅行証」が必要って、ほんと面倒くさいなあ~・・・。
どうせ形だけのもので、役人の利権の温床になってるだけだろうに。。
まあしょうがない。
ドライバーは「外国人旅行証を取得できたら連絡くれよ」と言い残して去っていった。
というわけで、車とドライバーは確保できたものの、外国人旅行証をどうやって入手するかという新たな問題に直面することとなった。
帰り道、ダメモトでいくつかの旅行代理店の扉を叩き、「外国人旅行証だけ発行してくれないか」と聞いてみる。
が、返ってくる返事は、もちろんノー。
二人でトボトボと歩いていると後ろから声をかけてくる奴がいた。よく見るとさっき入った旅行代理店の店員だ。
怪しげな風貌をしたその男は、僕の耳元で「オレが旅行証を手配してやるよ」と呟いた。
さっきは他の店員もいたから堂々と言えず、わざわざ外に出てコッソリ告げに来たのだろうか。
詳細は後で連絡すると言われ、お互いの連絡先を教えあった。
怪しい・・・、ものすごい怪しいけど、コイツに頼るしかないね!!
収穫は有ったような無いようなだけど、まあ少しは前に進んだだろう。帰り道、ポタラ宮の前を通り過ぎる。
こないだ通ったときは、疲れきっていてきちんと見れなかったけど、こうやって見ると、やっぱり雄大で素晴らしく華麗な建築物だ。

主人の帰りを待つこの宮殿の前を、爽やかな風が吹き抜ける。
と同時に、街灯にくくりつけられていた大きな中国の紅い国旗が捲れあがった。
傍にいた人民解放軍の兵士みたいな奴が、街灯に登って、慌てて旗を元に戻そうとするが、変な捲れ方をした国旗はなかなか元に戻ろうとしない。
ポタラ宮と、捲れた紅い旗と、それを戻そうとする解放軍兵士。
誰が見ても滑稽な光景だが、誰も笑う者はいなかった。
そして兵士が数分間格闘した後、ようやく旗は元に戻った・・・。
その後、ジョカン付近の下町風のところを散策。
とある門を勝手にくぐると、チベタンの男たちが博打に興じていた。ルールはよくわからんけど、なんか楽しそう!
ある意味、健全で良いね。


楽しく散策を満喫した後は夕食!
朝から気合いを入れすぎていたせいか、夫婦ともに久しぶりにファーストフード系を食べたいということになり、ファーストフード店Dicosへ。
不自然にもジョカンの横に位置するこのファーストフード店、ナゼかカツカレーがメニューになったのでオーダーしてみると、これが意外にも美味!
ラサで喰うカツカレーの美味さに感動すら覚えた我々は、「何かに使えるかもしれない」とプラスチックの器をトイレで洗って、宿まで持って帰ったのでした・・・。

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