2007年11月15日 の出来事 |
ファッキン・カウ -デリー→ジャルガオン→アジャンター-
目が覚めると、向かいの席のロシア人が窓の外を見ながらニヤニヤしていた。
ジャルガオンという街へと向かう夜行列車の車中。
ジャルガオンってまったく聞いたことない街だが、次の目的地アジャンター、エローラに行くための中継ポイントとなる場所のため、デリーから列車に乗ってそのジャルガオンに向かっているのだった。
で、目の前のロシア人。
昨夜からとっても不審な動きをしていた彼、不思議な英語で我々に話しかけてくるのだが、訛ってて何を言ってるのかよくわからない・・・。
やたら「ファッキン!」をという言葉を使ってるのはわかるんだけどね。
まあそんな感じだったので、無視することを決め込んでいたのだが、朝方、窓の外を眺めてる姿があまりに怪しげだったので、ついつい注目してしまったのだった。
すると、どうやら僕の視線に気付いたらしく、慌てふためきながら僕のほうを向いて、言い訳みたいなことをオドオドと話しはじめた。
「オー、いやいや、別に気にしないでくれよ。えーっと何というか・・・、そう、窓の外に見えるファッキンなアイツ、なんだっけ・・・、そう牛だよ牛。ファッキン・カウ。アイツの角がなんかオレの頭から伸びてくる姿をイメージしてたんだよ。うん、そう。すごくファッキンなんだ。それだけだよ、だから気にしないでくれ・・・」
いやいや、気になるって!!
角が伸びるジェスチャー交じりで意味不明なことを話すこのロシア人、昨夜カバンの中からガンジャを取り出してトイレのほうへ駆け込んでる姿が見えたので、たぶんキマっちゃってるんだろうなあ・・・。

昼過ぎに列車はジャルガオン駅に到着した。
この街には特に用は無いので、駅を出てリクシャーを拾ってバスターミナルへと向かった。
10分ほどでバスターミナルに到着。
それにしてもこのバスターミナル、アジャンター、エローラの基点となっているので、外国人ツーリストも結構多いんじゃないかと思うのだが、まったくといっていいほど英語の表記がされてない。
なので、そこらへんにいるインド人に聞くしかないのだが、英語も通じないし、当然のように返ってくる回答もものすごく怪しい。
「あのバスだ」と指差す人もいれば、「違う、こっちだ」と差す人もいるし、「今日の運行は終わったよ」的なジャスチャーをする人もいる。
でもしょうがないから、そのいくつかの回答の中から比較的正解に近そうなものを選び、その選んだ先にいる人に再び尋ねては、精度をあげていく。
そんな感じを繰り返しを経て、まあたぶんこれが正解だろうという目星をつけて、バスに乗車した。

狭い車内だったが、1時間ほど揺られてたら、無事にアジャンターに到着した。
ここから世界遺産の石窟寺院までは数キロあるらしいのだが、それにしてもしかし、デカン高原が広がるだけの何にも無いところだ・・・。

とりあえず宿を探す。
しかし、泊まろうと思って事前に調べていた宿がどうやら閉店しているようだった。
しょうがないので、客引きのバイクの後ろに乗せてもらい、そこら中を探し周る。
が・・・、結局いい宿が見つからず、相当値段の高いイマイチすぎる宿に宿泊することとなった。とりあえず明日石窟寺院を見たら、すぐ出るからまあいいか。。
周りに飯屋も無いので宿のレストランで食事を取り、道をふさぐ猿を追い払いながら部屋へ戻ってゆっくりした。
いや、しかし宿がビミョウだと、気分もビミョウになるもんだなあ・・・。

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