2007年11月05日 の出来事 |
タージマハルを堪能! -アーグラ-
さて今日はガッツリ観光日。
・・・のつもりだったが、昨日の観光で少し疲れ気味(?)の姐さんと嫁が、スロー・スターター宣言を布告したので、夕方近くになってから全員でタージマハルへ行こうということになった。
というわけで、夕方まで時間があるので、ネット・カフェでちょっとネットやった後に、ひとりでアーグラ・フォートへ行くことにした。
タージマハルの影に隠れて、あまり知名度のないアーグラ・フォートだが、これも一応世界遺産。
ムガール帝国時代に皇帝アクバルによって築かれた城塞だ。
タージマハルを建てたことで有名なシャー・ジャハーンが、後継者争いで勝ち抜いた実の息子アウラングゼーブによって幽閉されたという、ちょっと悲しい歴史も持っている。
宿からアーグラ・フォートまでは、歩いても行けるぐらいの距離だが、まあアーグラでは贅沢気分を味わおうということに決めたため、サイクル・リクシャーに乗っていくことにした。
坂道をすいすいリクシャーで駆け抜ける。いやいや快適。
で、あっという間にアーグラ・フォートに到着。
お~、すごい。さすが世界遺産だけはある。
ていうかデカい・・・。

長旅なので、入場料が必要な史跡や建物にはあまり入ることが無いのだが、せっかくなので入ることにした。ひとり分だしね。
料金は5ドルもしくは250ルピーと、プラス50ルピーという意味不明な設定。
米ドルで払ったほうがレート換算するとお得なので5ドル&50ルピーを支払う。
「インドにしてはやはり高いよなあ、宿に2泊ぐらいできそうだよ・・・」とか考えながら、ぼや~っと入口をくぐりぬける。
で、ぼや~っと歩いていたら、何か腑に落ちないというか、何か忘れてるんじゃないかというような気持ちにとらわれた。
はて何だろこの感覚は、と一瞬立ち止まって考える。
「あ~!!」
なんと、さっき窓口で渡した紙幣が5ドルではなく10ドルだったにも関わらず、釣り銭をもらい忘れてたのだ。
ていうか窓口の係員が確信犯的にお釣りを渡さなかったのだ。間違いない。
ダメモトで窓口に「釣り銭を返せ」と言いに行く。が、やはり全く相手にされず。。
ああ、しかし迂闊だった・・・。
日頃からあまり感情的にならないように心がけてるのだが、さすがにこの失敗はこたえたようで、その後、かなりヘコみながら、うなだれ気味にアーグラ・フォートを観光した。
まあすごい建造物だったのはたしかだけど、やはり気分が落ち込んだ僕の目には、その赤い城が物悲しく映りこむだけだった・・・。


宿のほうへ戻り、女性陣と合流。
さて、気を取り直してタージマハルを見に行くぞ!
宿から3分ほど歩いていくと、タージマハルの入口に到着した。
で、入場料を見ると、5ドルもしくは250ルピー、プラス500ルピー。
なんと、750ルピー相当(約2,250円)。
一食20ルピーぐらいでお替り自由の定食が食えるインドにおいて、この値段設定はどうかと思うけどなあ・・・。
しかもインド人の場合は入場料20ルピー。37.5倍の価格設定!

まあ、前々から高いという話は聞いていたことだし、タージマハルを見るためだったらしょうがないね。
今度は用心しながら、ジャストな金額を支払い、中へと入場。
入口を入り、門のような建物をくぐると、目の前に広がってきたタージマハル!!

幼い頃からテレビで見て、一度は行ってみたいと思っていた憧れの白亜のドームが!!
「お~、すげ~!!」
僕だけでなく、姐さんも嫁も感嘆の声をあげている。
あまりの感激に、ウンチを漏らしたときみたいな表情の嫁と、恍惚の表情を浮かべる姐さん。

いやあ、それにしても圧倒的な光景だ。
目の前にすると、やはりこれがお墓だというのが信じられない。
自分の妻のために、地球上で最も麗しいこの建造物をつくりあげたシャー・ジャハーン帝は、この白亜のドームだけではなく、自分のお墓として、これと全く対称形をなす黒いタージも建造しようとしていたらしい。
すごいスケール感だ。こんなのが2つもあったら・・・、想像すると体がウズウズしてきた。
というわけで、タージの前でジャーンプ!!
おお、よく見るとけっこう跳んでる。

近くで見ると、その美しさがよりはっきりと目の前に広がってきて、やはり素晴らしいタージマハル。
横から見ても、前から見た姿と同じ格好をしている。この混沌としたインドの中に、シンメトリーの極みとも言えるこの建造物があること自体が、また不思議な感じだ・・・。
いやあ、タージマハルっていいものです。

ぐるっと周囲を一周した後、横に付属している茶褐色をした建物に入ると、にぎやかな白亜のドームとは打って変わって厳かな雰囲気が漂っていた。
中を見ると、ムスリムが頭を床につけて礼拝をしているようだった。
僕らにとっては観光名所として映るこの建造物群も、かつてはイスラム教国であったムガール帝国の所有物だったわけで、ムスリムにとっては今日においてもモスクとしての役割を果たすものなのだった。
さっきジャンプなぞをやってたことを反省・・・。

いやしかし、よかった。
満足の表情を浮かべながら三人でタージマハルを後にした。
が、宿に帰ってからも興奮さめやらぬ我々。
なぜかオペラハウスの壁紙が貼ってあったりするこの三人部屋で、日本から持ってきていた世界遺産のDVDを見ながら、「お~!」とか「わ~!」とか「ここ行った~!」とか奇声を発しながら、アーグラでの夜を過ごしたのでした・・・。

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