2007年12月01日 の出来事 |
ナバテア人のペトラ遺跡 -アンマン→ペトラ-
また早朝5時にアザーンの音で目が覚めた。
ぼんやりした頭で身支度を整える。
昨日の午後は、アンマン随一の名所と言われるローマ劇場を観光した。感想は「まあこんなもんか・・・」ってところ。

というわけで、これ以上アンマンを観光する必要もないかと思い、本日移動することにした。
向かうは、有名な遺跡のあるペトラ。
世界遺産にも登録されているこの遺跡、紀元前後あたりにナバテア人によってつくりあげられたらしい。
ナバテア人・・・、誰それ?
まあそれは置いておいたとしても、いろんな旅人から「すごいよ!」って話を聞いていたので、なかなか楽しみだ。
起床後、結局ダラダラしてしまい、9時頃にコーダホテルを出てバスでペトラのあるワディ・ムーサというところを目指す。
車窓には荒涼としたアラブの景色が広がる。緑の少ない岩の砂漠がひたすら延々と続く。
寂しい風景・・・。
アンマンとペトラ間って、ヨルダンを南北に縦断するようなルートだから、この国ってどこ行ってもこんな感じなんだろうなあ。
途中お祈り休憩をはさんだりしながら、3時間ほどでワディ・ムーサの町に到着した。
とりあえず、宿を見つけてチェックインし昼飯を食べる。
しかし、ヨルダンの飯ってなんかビミョウ・・・。
アンマンにいるときから思ってたけど、なんかこの国の料理って味が単調なんだよなあ。ケバブとかチキンの丸焼きとか、深みのないトマト煮込み的なものとか。

インドの飯が懐かしいなあ、とふと思う。
ジャガイモカレーに、トマトカレーに、チーズカレーに、オクラカレーに、玉ねぎカレーに、玉子カレーに、チキンカレーに・・・。
ていうか、全部カレーだわ。もっと単調じゃん。。
丸焼きチキンを無理やり腹に押し込めた後、歩いてペトラ遺跡へと向かう。
入口を抜け、足を進めていくにしたがって、迫力のある岩山がガンガン目の前に広がってきた。
おー、すごい!
評判が高いだけあって、やはりすごいわペトラ。遺跡はまだ目に入ってこないけど、この自然風景だけでもスケールがでかいっていうか、グッとくるものがある。
なんなんだろう、この風景!?

さらに足を進め、岩山と岩山の間っていうか、崖間って感じの川がさらさら流れてそうな道をてくてく歩く。
頭の数十メートル上に、青い空が道と平行に流れるように見える。
空が川のように見えて、まるで頭の上に川が流れてるようなそんな感じがする。なんか不思議な気分・・・。

ペトラの遺跡は、長いこと発掘されずに地元の人たちによって隠され続けてきたらしいが、こんな道を抜けた奥のほうにあったら、たしかに隠し通せそうだよなあ。
こないだ僕の友人が、パソコンの奥のほうのフォルダの隠していたエロ動画を奥さんに見つかって怒られたと言っていた(しかも僕があげた動画だということもバレた!)が、もうちょっとナバテア人を見習ってもらいたいものだ。
かなり足が疲れて、ヘトヘトになってきた頃、岩山と岩山の隙間からメインの遺跡であるエル・ハズネが姿を現してきた。
観光用のラクダが寝そべってる横に、崖を削り抜いて作った、高さ43メートルのこの遺跡がデデーンと広がる!

いやあ、ナバテア人ってすげ~!
ちなみに、インディー・ジョーンズ最後の聖戦で使われたのも、このエル・ハズネだそうです。
ここから先のほうに遺跡群が本格的に広がっているらしいのだが、今日はここまで。明日の朝に出直しだ。
ていうか、疲れた。広いんだもん。。
ロバに乗って戻りたい衝動を抑えて、もと来た道を足を引きずりながら退却した。あ~、疲れた。
今日の宿は久しぶりのドミトリーなのだが、宿に戻ると同じ部屋に日本人の旅行者が他に3名ほどいた。
7人部屋で、うち5名が日本人という、かなり和心あふれる室内で他の皆さんと楽しく談話。やはり日本人と話すってのはいいもんだね。
香田青年のこととかサーメルのこととか、いろいろ興味深い話を交わしていたら、ドアをトントンとする音がした。
ドアを開けて顔をのぞかせたのは、この宿の部屋を見学に来たっぽい日本人女性2名。
で、開口一番、
「この宿って南京虫がでるって聞いたんですけど、本当ですかね?」
楽しく会話していた皆の顔が硬直する。南京が出るって・・・。
しかも、その言葉を放ってすぐ女性陣はうちらの部屋を出て行ってしまった。ていうか、そんな後味の悪い捨て台詞吐いていくなよ。。
ビミョウに警戒感漂う部屋の中、平静さを装いつつも少し怯えながら、ミシミシと音のする色あせたベッドの上で眠りについたのでした・・・。


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