世界一周 かけあし夫婦旅行 - かけてこ

かけてこ ~世界一周かけあし夫婦旅行~

バックパック背負って世界に飛び出した夫婦の、かけあし世界一周の模様をつづったバックパッカー旅行記です ⇒サイト案内

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2007年12月17日 の出来事

駅前スケート場 -クラクフ-

今日はアウシュビッツに行くつもりだったが、なんとなく昨日の疲れが残っていたので、行くのを取りやめてユッタリとクラクフ観光をすることにした。

大戦が終わるまではナチスドイツの独裁体制下、大戦後はソ連の共産主義体制化におかれ、歴史に翻弄されてきたポーランド。

首都ワルシャワには、まさにそうした歴史を象徴するかのような灰色がかった街が広がっているという専らのウワサだが、ここクラクフは伝統的建造物が比較的壊されずに残っているらしく、なかなか趣のある街並みが残っている。日本で言う京都のような存在なのかもしれない。

街を歩くと、さすがは世界遺産に指定されているだけあって、興味深い建物がいたるところに散りばめられていた。

プラハと比べてしまうと見劣りはするものの、後世まで残し続けていくべき美しく華麗な街であることはたしかだった。

ただ・・・、この街にはものすごい「暗さ」が漂っているように感じた。

これが東欧の物悲しさかと思わせるような、重い重い空気が街全体を包んでいる。

冬という季節がこの「暗さ」をもたらす大きな要素であることはわかってはいたものの、ボワーッとした暖色系の街灯にほのかに照らされるこの街を眺めていると、どこかの寂れた劇場で演じられる悲しい物語を見ているような気にさえなった。

駅前には、小学校のプールほどの屋外スケート場が設けられていた。

転びながらも一生懸命リンクの上を滑ろうとする小さな子供たち、楽しそうな笑顔で手を取り合って右へ左へと氷上を滑るカップルたち、歩くのよりも遅いスピードで氷の表面を削りながらヨタヨタと進む老夫婦たち・・・。

それぞれの人を見ているとホノボノとした幸せそうな光景に思えるのだが、全体として眺めてみると、なぜかものすごく寂しくてものすごくシュールな光景のように思えてしょうがなかった。

スーパーに寄って、ベーコンの塊のようなものを買ってきて、ステーキのように焼いて食べたら、予想以上に美味しかった。やはり自炊は素晴らしい。

食後は、ユーチューブで映画『夜と霧』を見て気分を高める。

明日こそ、アウシュビッツへ行こう・・・。



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