2007年12月25日 の出来事
オペラ鑑賞 -ブダペスト-
昼過ぎに起床。
昨日飲んだ酒が体の中に残っててフラフラするが、楽しい夜だったため、まあ悪くない目覚めだ。
よろめきながらもニヤニヤしながら、ベッドから這い出る。

今日は正真正銘のクリスマス。
ということで、街中が完全休業モードのため、一日中宿でまったりしようかなあと思ってたら、なんとオペラが今日も開催されているという話を耳にした。
じいちゃんがロールスロイスに乗っていたという元上流家庭出身の僕としては、前から一度観てみたいと思っていたオペラ。
どうせやることないならこの機会に行ってみようかなあ、と本棚に置いてあったセブンティーンを読みながら少し考えた末、行くことに決めた。
オペラと聞くと、ものすごく高い観賞料を払わないといけない印象があるが、実はこのブダペストのオペラ、一番安い席だと300円ぐらいで観れちゃうのです。エロ本を買うより安い。
とはいえ、何だかんだ言ってもやっぱり貴族の嗜み「オペラ」ということで、アンダンテの宿泊客兼料理長のタナベ君から、石田純一風のジャケットを借りて、その下に襟付きのシャツを着てちょっとおめかし。
どうせだったら素足にクツのほうがいいかな?と嫁に聞いたら、完全に無視されたので、おとなしく靴下をはいて出かけることにした。

静まり返ったクリスマスの街を数十分歩き、劇場へ到着。
中に入ると、想像していた通りそこには貴族的な雰囲気が満ち溢れていた。
建物の内装にはヨーロッパ的な気品と繊細さがあふれ、ほとんどの客が仕立てのよいスーツやドレスを着込み、そこら中に高そうな香水の香りがふんわりと漂っていた。なんだか、ルイ50世とかが出てきてもおかしくないような雰囲気。

客席は、茶筒の内側って感じで、舞台を丸く囲むようにして地面と垂直に何階層かに分かれて設けられていた。
僕らの座った一番安い席はその最上階。
舞台を観るにはあまりよい場所ではないが、まあこの劇場自体を眺めるにはなかなかよい場所だった。
目の前には映画とかで観たことがあるような、そんなオペラ劇場の光景が広がっていた。うん、悪くない。

舞台が始まる。
オーケストラの奏でる美しい音楽に合わせるように、舞台の上では、とってもいい声の俳優たちが、とっても大げさな身振りで劇を演じる。
おお、なんかすごくいい感じがするけど、それってドイツ語?、イタリア語?、それともハンガリー語?
とりあえず、何しゃべってるか全くわからん。耳を澄ますと一瞬熊本弁のようにも聞こえたが、やっぱり全然違う。
というわけで開始30分ほどで途中退室。まあ雰囲気はバッチリつかめたので十分満足。まずは貴族への第一歩ってところかな。
夜のブダペストを軽く散策した後、アンダンテに戻り、ヒマを持て余していた男連中と一緒にエロ動画観賞会。
オペラよりも気品の面では劣るが、やはり台詞が日本語というのは素晴らしい。ストーリーが手に取るようにわかる。
というかストーリー展開が期待通りすぎて、それがまた良い。
ワイン片手に、エロ動画の歴史や未来像などについて皆で熱く語り合いながら、ブダペストでのクリスマスの夜は更けていったのでした。

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