世界一周 かけあし夫婦旅行 - かけてこ

かけてこ ~世界一周かけあし夫婦旅行~

バックパック背負って世界に飛び出した夫婦の、かけあし世界一周の模様をつづったバックパッカー旅行記です ⇒サイト案内

2007年12月28日 の出来事

警察代と清原軍団 -ザグレブ→サラエボ-

早朝起床。

新年をドブロブニクで迎えるということに決めた我々、年越しまではまだちょっと時間がある、ということで一旦クロアチアを出て、お隣の国ボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボまで行くことにした。

クロアチアも変な形の国なので、ここザグレブからサラエボを経由してドブロブニクに向かってもそんなに遠回りにならないのだ。

早朝の薄暗い中をトラムに乗ってバスターミナルへ向かい、サラエボ行きのバスに乗り込む。

チケット代は209クーナ(約4,800円)。チケットの端には「料金には警察代含む」といった記述があった。

「何のことだろう?」と不思議に思っていたら、クロアチアとボスニア・ヘルツェゴビナの国境付近で、バスの中に警察が乗り込んできた・・・。

   :

ここバルカン半島の国々、具体的には「旧ユーゴスラビア」と称される、スロヴェニア、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、セルビア、モンテネグロ、マケドニアの6ヶ国は、とてもとても複雑な歴史を持っている。

様々な民族が入り乱れ、宗教的にも多様な構成を持つこの地域は、古くから「ヨーロッパの火薬庫」と呼ばれるほど、民族的・宗教的な争いが絶えない地域だった。第一次大戦の原因になったのもこのバルカン半島の民族問題だと言われている。

清原がヒザに爆弾を抱えているように、ヨーロッパもこのバルカン半島に爆弾を抱えていたわけであります、はい。

で、そんな爆弾地域が、戦後、パルチザンの英雄チトーにより統一国家「ユーゴスラビア」としてまとめられた。「7つの隣国、6つの共和国、5つの民族、4つの言語、3つの宗教、2つの文字により構成される1つの国」が誕生したのだった。

しかし、チトーがいる間はどうにかまとまっていたこのユーゴスラビアも、彼の死後は大混乱!

スロベニアがちょっと戦闘した後に独立し、マケドニアは無戦闘で独立、クロアチアが内戦でかなりの被害を出しながらもどうにか独立し、セルビアとモンテネグロは「新ユーゴ」として独立した。

そして、ボスニア・ヘルツェゴビナは、激しい内戦に突入。新ユーゴとクロアチアも交えて、もう泥沼の泥沼の泥沼状態に陥ってしまったわけでした。

ていうか、複雑すぎて書いてて意味がわからなくなってきた・・・。

まあ清原軍団に例えると、番長清原が巨人から移籍後、後藤、元木、ローズ、小田が巨人から抜けていった感じかな?

でその後、ローズがバットを振り回しながら暴走し始め、送りバントのフリをしていた元木と、ヘッドスライディングの練習中だった後藤が巻き込まれて、もう誰も近づけないみたいなお手上げ状態となったわけです。

余計わけわからなくなってきた・・・。

ボスニア・ヘルツェゴビナは結局1995年にようやく和平合意。「新ユーゴ」は解体してセルビア・モンテネグロという名前になったけど、結局モンテネグロがそこから独立して、セルビアとモンテネグロという2つの国になった。

もっと色々あるけど、もうやめます・・・。

とりあえず、そんな複雑な歴史・民族・宗教を持つこの地域なだけに、安全のためにバスにも警察が同乗してきたというわけであります、はい。


バスは雪道を抜けていく。雪は白く、そして深い。

サラエボに行くんだと思うと、雪に包まれた外の景色も、どんどん物寂しさを増していっているように思えてきた。

夕方にバスはサラエボに到着。

バスターミナルは鉄道駅と一緒になっているのだが、とても一国の首都のメインターミナルとは思えないような寂しさだ。人がほとんどいない・・・。

ハンガリーのお金が余っていたので両替しようと思っていたのだが、付近を歩き回っても両替所は見つからなかった。

なんとかATMを見つけてお金をおろし、とりあえず駅周辺でイバナというオバさんを探す。

このイバナ、日本人の男性旅行者の間ではかなり有名なオバさんだ。

もぐり宿のオーナーをやっている自称30歳(見た目50歳)の彼女は、日本人が大好き。そして若い男のエキスが大好き!

「寝てたら耳にイバナが舌を入れてきた」とか「SEXをしつこく強要された」などといった日本人宿泊客の声多数。男性旅行者にとっては、東欧ではキラーイ温泉と並ぶアバンギャルドさを持つ宿として大変有名なのだ。

そのイバナハウス以外にサラエボの情報を持ち合わせてなかった我々は、「耳に舌を入れられるぐらいなら・・・」という覚悟のもと、とりあえず駅周辺でイバナを探し回った。

・・・が、残念ながら(幸運にも?)、彼女は見つけられず。

もしかしたら、嫁と一緒だったから彼女から声がかからなかったのかも。。

しょうがなく、駅の片隅に置いてあったパンフレットに書かれた得体の知れない宿に泊まることにした。


旧市街のすぐ近くにあるその宿に荷物を置いて、外を軽く散策。

旧市街には、イスラム教とキリスト教がごった煮になったような不思議な雰囲気が漂ってはいたが、特に不穏な空気というものは感じられなかった。普通に市民の生活が垣間見えるようなそんな街だった。

「こんなところで激しい内戦が行われたんだなあ・・・」

道の脇にたつ大きなモスクを眺めながら、なんともいえない変な気分に包まれたのだった。




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