世界一周 かけあし夫婦旅行 - かけてこ

かけてこ ~世界一周かけあし夫婦旅行~

バックパック背負って世界に飛び出した夫婦の、かけあし世界一周の模様をつづったバックパッカー旅行記です ⇒サイト案内

2008年1月 2日 の出来事

変なオバちゃんたち -ドブロブニク→コトル-

朝、オバちゃんに別れを告げ、オバちゃんに見送られながら、オバちゃんの家を後にする。オバちゃんありがとう。

今日向かう先は、モンテネグロという国のコトルという町。

「どこそれ?」

オバちゃんの家で隣の部屋に泊まっていた学生が、コトルの町について語り始めたとき、思わずそんな言葉を返してしまった。

コトルは、世界遺産にも指定されている町で、モンテネグロ随一の観光地らしいのだが、そのときはこの町に関する知識も全く持っておらず、行くつもりもさらさら無かった。

そもそもモンテネグロという国がどこにあって、どんな特徴を持ったところなのかも全然わかってなかった。

が、その学生がコトルの町を「ドブロブニクのちっちゃい版」と表現しているのを聞いて、ちょっと行きたい気分になった。

男の子なら誰しも「ちっちゃい版」という言葉に、なんとなくメルヘンを感じるはずだ。

というわけで、どうせ通り道だし寄ってみようということで、コトル行きのバスに乗り込んだ。情報はないが、まあなんとかなるだろう。

バスは気持ちの良い景色が広がるアドリア海沿いを快走し、2時間ほどでコトルの町に到着した。

まずは宿探し。

ドブロブニクと同じく、ここコトルにもSOBEの客引きオバちゃんがバスターミナルに立っていた。

1人だけ・・・。

黒いサングラスに、黒い手袋、黒いコートをはおり、手にはスーパーの買物袋を3つほど・・・。かなり怪しいオバちゃんだが、他に選択肢も無いため、同じバスに乗っていた欧米人たちと一緒にこのオバちゃんについていくことにした。

着いたところはバスターミナルのすぐ近くの民家。立地が良いので、オバちゃんの言うとおりこれで1部屋14ユーロなら悪くない。

オバちゃんが扉を叩くと、中から別のオッちゃんが出てきた。

どうやらオバちゃんは単なる仲介役だったらしい。ブローカーだ。実際泊まる宿を提供するのはこのオッちゃんみたい。

というわけで、このオッちゃんと交渉。

するとオッちゃんは、さも当然だといわんばかりの態度で「1人14ユーロ」だと切り出してきた。

え~、2人だと28ユーロになるじゃん。1部屋14ユーロじゃなかったの!? オバちゃんの嘘つき・・・。

というわけで交渉決裂。

「言ってたことと違うじゃんか!」とオバちゃんに迫ると、サングラスを怪しげに光らせながら、悪びれもせず「別の宿を紹介するから」と言って、一緒にいた欧米人たちを連れて別の方向へと進んでいった。

「うーん、信用ならん・・・」

オバちゃんの後を追うのはやめて、自力で宿探しをすることにした。

まずは、そこらへんの道を歩いていた婆ちゃんに話しかけ、ダメもとで「泊めてくれませんか?」とジェスチャー付きで交渉。

・・・すると、よくわからんけど部屋まで連れて行ってくれた。

「お~、意外といけるかも」と思ったのもつかの間、そこから先は全く話が進まない。言葉がさっぱりわからないし、筆談しても値段すらはっきりわからない。

言語の違い以前の問題のような気もするが・・・。

というわけで、またしても交渉決裂。

近くのツーリストインフォメーションへ行くも、クリスマス休暇のためか窓口は閉まっていた。

どうしよう。こんな寒い中、野宿は勘弁だなあ・・・。

途方に暮れていたら、さっきのブローカーオバちゃんとバッタリ再会。会いたかったような会いたくなかったような・・・。

いやいやながらブローカーオバちゃんに話しかけると、オバちゃんはサングラスの下から怪しい笑顔をのぞかせながら「宿あるわよ、うふふ」と言って、隣に立っていた眼鏡をかけたオバちゃんを紹介し始めた。

どうやらこの眼鏡オバちゃんの家が空いているようだ。値段的にも折り合いがついたので、その眼鏡オバちゃんの家までとりあえず向かう。

バックパックを背負ってゼイゼイ言いながら、なだらかな坂道を15分ほど上っていき、ようやく眼鏡オバちゃんの家に到着。

部屋には暖房も無いみたいだけど、もうここから引き返す気力も無いし、ここでいいやと踏ん切りをつけ、泊まることにした。

眼鏡オバちゃんは、親切でフレンドリーなとてもいい人だった。そして「ダァー語」という言語を自在に操る人だった。

ダァー語とは、すべての物事を「ダァー」という一言だけで表現する高尚な言語だ。

・スーパーで買ってきた豚肉をまな板の上に置いていたら、急にハンマーみたいなのを取り出して、「ダァー、ダダァー、ダダダァーダダー」と言いながら勝手に豚肉を叩き始める。

・スープの素を使って調理しようと思ってたら、「ダァー、ダァー、ダダァー」と言いながら「私も今度からそれを使ってみようかしら?」的なことを表現し始める。

上記のようなことが実行できれば、あなたも立派なダァー語使い! ちなみに眼鏡オバちゃんは、いとも簡単に上記のことをやってのけた。

コトルの町は日が暮れる前に急いで30分ほど観光。

まあたしかに「ドブロブニクのちっちゃい版」って感じ。町の後ろにそびえる岩山がなんとも不思議でした。

観光後、部屋に戻り、飯食って消灯。

が、暖房がついてないため、寒くてぜんぜん眠れない・・・。



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comments

9月末からティアラからコトルそしてドブロブニクに行きたいと思っています。
ドブロブニクで2泊してまたティアラに帰ります。
旅行記とても参考になりました。あなたと逆に行きますが、交通状況が悪いようで心配です。ティアラからドブロブニクまで長距離バスがあると聞きましたがあるのでしょうか?帰りはコトルからバールに1泊したらどうかと考えています。
また楽しい旅行記をお願いします。

  • gozen
  • 2009年7月17日 00:51




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