2008年01月01日 の出来事
戦争とまあまあの平和 -ドブロブニク-
正月。
赤飯とか刺身とか食いたいところだが、まあそんな現実離れした贅沢なことができるわけもないので、テキトウに昼飯を食って外へ出る。

今日は天気も良いし元日だしということで、城壁周りを実行に移すことにした。
中世、ヴェネツィアと並ぶ海洋都市国家として、地中海交易にその名を響かせたこのドブロブニク。
強国に囲まれながらも、長い間独立国家としての地位を保ってきたこの街(旧市街)は、背の高い立派な城壁に囲まれている。
13世紀から17世紀まで絶え間なく補強され続けたその城壁は、高さ最高25メートル、厚さは3~6メートル。城壁の上は遊歩道になっており、そこからは美しい赤屋根の広がる旧市街の全景を見渡せるという。
近くの神社まで初詣でに行くような気分で旧市街へと歩いて向かい、城壁の入口をくぐる。
城壁に上るには入場料を払う必要があるのだが、ブダベストで作った学生証を見せると、50クーナの入場料が20クーナになった。
なんと一人当たり500円ぐらいのディスカウント! 日本に帰ったら、うまい棒パーティーとかできそうだ。
なんとも得した気分になりながら城壁に上り、順路に沿って反時計回りに歩く。

城壁の上を1~2時間かけてゆっくりと歩いて回る。
城壁からの眺めは・・・、本当に素晴らしかった。
真っ青なアドリア海に面した白い城壁に囲まれた赤屋根の街。太陽の光と空の青さが、その美しさを引き立てる。
これまで雲に包まれたヨーロッパしか見てなかったせいかもしれないが、このドブロブニク旧市街の景色は、この旅の中でも一、二を争うほどの美しいものだった。


そんな中、内戦で一部破壊された建物も目に入った。
今では復旧したこのドブロブニクの街も、内戦で大きく傷付けられたのだという現実を目の当たりにする。
こんな美しい街までも壊してしまうなんて・・・。
そこまでの行為に至らしめる内戦とは一体どんなものだったのだろう。なんとも興味深い。
日本に帰ったら、うまい棒食いながらこの旧ユーゴ圏の歴史とか色々と調べてみることにしよう。

それにしても、かなりの充実感!
新年いい感じのスタートが切れた。ドブロブニクありがとう!
というわけで、明日の朝にこの街を発つことを決意し、その足でバスターミナルへと向かいバスのチケットを購入。
と、バスターミナルで宿のオバちゃんが客引きをしているのが目に入った。
お~、がんばってる、がんばってる。いつもこんな感じで客引きしてるんだろうな。
オバちゃんと目を合わせると、相変わらずの理解不能な言葉を駆使して僕に向かってしゃべりだしたのだが、いつものように「ボーイ」って単語しか聞き取れなかった・・・。
とりあえずニコニコしながらオバちゃんとバイバイし、宿へと戻る。
宿でまったりパソコンやってたら、微妙にセキュリティのかかってない無線LANの電波がどこからか飛んでいることを発見した。この街にも無料でネットにつながせてくれる親切な人がどこかにいるみたいだ!
しかし、部屋の中まではほとんど電波が入らない。
誰かの親切心に報いるためにも何とかして電波を受信しなければと、ノートパソコン片手にそこいらを歩き回りながら電波探知。10分ほど探し回った結果、家の玄関を出てちょっと行ったあたりで、比較的安定した電波をキャッチできることがわかった。
というわけで、寒い中、凍えながら外でインターネット with 軍手。
通りを歩く人たちが、怪訝な顔をしながら僕のほうをチラチラ見てくる。そのたびに猫とたわむれるフリをしながら、あやしい人じゃないことをアピール。
あやしいサイトは見てるけど、あやしい人じゃないですから!!
そんな感じで、新年一日目はまあまあ平和な感じで過ぎていったのでした。


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