世界一周 かけあし夫婦旅行 - かけてこ

かけてこ ~世界一周かけあし夫婦旅行~

バックパック背負って世界に飛び出した夫婦の、かけあし世界一周の模様をつづったバックパッカー旅行記です ⇒サイト案内

2008年1月 3日 の出来事

怪しい一日 -コトル→ティラナ-

結局昨日の夜は寒くてほとんど眠れなかった。ちょっと体もダルいがしょうがない・・・。

ダァー語のオバちゃんとお別れして昼頃にバスターミナルへと向かう。

情報は無いものの、ここまでまあまあ順調に進んできたバルカン半島南下作戦。

が、ここからが正念場だ。

モンテネグロもようわからんかったけど、これからさらにワケわからん国、アルバニア、マケドニアが控えている。

ワケわからんだけならいいのだが、全く情報が無いのが厳しい。

英語もほとんど通じないだろうから、現地で情報収集するのも大変そうだ。特に移動の情報が無いので、どこかで行き止まり的な場所にたどりつき、前に進めないような状況になってしまうかもしれない。

バルカン半島の最終目的地はアテネ。とりあえず南へ進むしかない。


昨日、バスターミナルの近くにいたオッサンに聞いた話では、ここからアルバニアへ抜けるバスは走っていないが、とりあえずモンテネグロ側の国境付近のウルチンという町まではバスが出ているとのことだった。

バスターミナルに着くと、ウルチン行きのバスがあと5分で発車するところだった。

近くの店までダッシュでハンバーガーを買いに行き、鼻にマヨネーズをベットリつけながら、ハンバーガーを口にくわえてそのバスに急いで乗り込んだ。

相変わらずの海沿いの綺麗な景色の中を2時間ほど走り、バスはウルチンに到着した。

予想通りウルチンは何も無い町。まさに小アジアの田舎って感じ。

とりあえず、バスターミナルの窓口でアルバニア行きのバスが無いか確認。

・・・が、かえってきた回答は「ノー」という一言のみ。

それ以上のインフォメーション無し。というかコミュニケーションがまったく取れない。。

しょうがないので、そこらへんにいるヒマそうなオッサン10人ぐらいに「アルバニア、アルバニア」と声をかけてみる。

すると、あるオッサンが「アルバニアのスコードラっていう町へ行くバスなら、あの角を曲がったところにあるスーパーの前から出てるよ」的なことを教えてくれた。

教えてくれたというよりも、「あの娘、目が合ったからオレのこと好きかも」的な、メチャクチャな希望的拡大解釈ではあったのだが、とりあえず他に選択肢も無いのでそのスーパーへと向かう。

重いバックパックを背負って、希望的拡大解釈に従い、希望に満たされない心持ちで、スーパーまでの道のりをトコトコと進んでいった。

・・・すると、スーパーの前に「スコードラ行き」みたいなことが書かれた乗り合いワゴンのようなものが停まっているのを発見!

おお、すげ~! 拡大解釈が当たっていたようだ。

さっきの教えてくれたオッサンに感謝しながら、乗り合いワゴンの運転手らしき男に声をかける。

「スコードラへ行きたいんだけど、何時発?」

が、かえってきた回答は、「明日」。

う~ん・・・。

この町に1泊して、明日の朝にこのワゴンに乗ってスコードラへ向かおうかと考え悩んでいたら、近くのベンチに座っていた怪しげなオヤジと目が合った。

「あのオヤジ、目が合ったからオレのこと好きかも」と一瞬思ったので、オヤジに声をかけてみると、オヤジはなにやらペラペラとしゃべりだした。

どうやら「金払えば、オレの車でスコードラまで連れてってやる」と言っているようだ。

お~!

怪しいけど、まあこの町に泊まるアテもないので、そのオヤジの車に乗ってスコードルへ向かうことにした。

盗難車風のオヤジのボロいベンツに乗って、さびれた田舎道を1時間弱ひた走り、国境ゲートに到着。

まずはモンテネグロ側国境で出国手続き。まあこれはいたって普通に手続き完了。

続いてアルバニア側国境で入国手続き。

入国管理官にパスポートを渡すと、開口一番「10ユーロ」と言われた。

よくわからんけど、なにやら入国税みたいなやつとして10ユーロを払えと言っているようだ。

なんとも怪しい・・・。

が、しょうがないので二人分20ユーロを支払うため、手元に残っていた50ユーロ札を管理官に渡す。

と、管理官は「サンキュウ」と言葉にならないような言葉を発しながら、30ユーロのお釣を出してきた。なぜか自分の財布から・・・。


怪しい入国管理官に別れを告げ、怪しいオヤジの怪しいベンツに再び乗り込み、怪しい国アルバニアに見事入国。

パスポートを見ると、マフィアの車みたいなマークのスタンプが押されていた。

途中、酔っ払いの怪しいジジイがヒッチハイクで車に乗り込んできて、あいのり状態。酒くせえ。。

その後、オヤジの友人の怪しい闇両替屋が車内に乗り込んできたりしながら、スコードラの町に到着。

町の中心部らしきロータリーの前で降ろされ、ボロベンツはブロロロロと走り去っていった。


空はもうすでに真っ暗。

スコードラに着いたはいいものの、こんな町に全く用事は無いし、観光する気など毛頭無い。

が、この先どうしたらいいかわからず、立ち止まって考える。

このスコードラという町で宿を探すか、がんばってアルバニアの首都ティラナへ行く交通手段を探すか・・・。

すると、目の前を乗り合いワゴンが通り過ぎ、そして20メートルほど前で停車した。

もしかしたら・・・。

ダメもとでそのワゴンに駆け寄り、「ティラナ?」と聞くと、「そうだ」という答えが返ってきた。

お~ラッキー!

とりあえず強引にワゴンに飛び乗り、空いてる席に着いて一息。

この情報不足の状況下で、一日でティラナまで行けることになるとは、超がつくほどの上出来だ!


乗り合いワゴンは星空の下を駆け抜け、2時間ほどでティラナに到着した。

降ろされた場所が町外れっぽい所だったため、中心部に行って宿探しをしようと思い、そこらへんに停まっていたタクシーに乗り込む。

と、英語の話せるそのタクシー運ちゃんが「宿探してるなら、オレの知り合いの家を紹介してやるよ」と言ってきた。

あまり気は乗らないが、英語で仲介してくれそうだし、とりあえず見るだけでも見てみよう、というわけで連れて行かれたのは、薄暗い裏通りにある古びたボロマンションの3階にある一室。

中から出てきた、意味不明な言葉を操る不思議な老人に案内されて部屋を見学する。

なぜか部屋には、荒波風の大きな絵が飾ってあったり、金閣寺のオブジェが置いたりと、普通に怪しかったが、そんなに危険な香りはしなかったため、ここに泊まることを決意。宿代も安いし。

「ふ~、疲れた・・・」

ベッドに横になると、睡魔がじわ~っと体を襲ってきた。

ぼんやりとする頭で、今日一日を振り返ってみようと試みたが、「怪しい一日だった」という抽象的なイメージ以上のことは頭に浮かばず、あえなく睡魔に敗北。

深い深い眠りについたのだった。



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