世界一周 かけあし夫婦旅行 - かけてこ

かけてこ ~世界一周かけあし夫婦旅行~

バックパック背負って世界に飛び出した夫婦の、かけあし世界一周の模様をつづったバックパッカー旅行記です ⇒サイト案内

2008年1月11日 の出来事

カイロの安宿ビル -アテネ→カイロ-

日本人宿。

海外にある日本人客が集まる宿のことをこう呼ぶ。

日本人が経営しているか、日本式の設備があるか、日本風のサービスを提供しているかといったことは基準では無く、あくまで「日本人客が集まる」宿であることが「日本人宿」である必要十分条件とされている(たぶん)。


(写真はバラナシの久美子ハウス)


カイロには有名な2つの日本人宿がある。

「サファリホテル」と「スルタンホテル」。

NHKの映るテレビ、大量の日本のマンガや雑誌、情報ノート等が置かれ、世界三大日本人宿のひとつとも称される「サファリホテル」と、バックパッカー界の重鎮アモーレ丸山氏が寝泊りし、氏の主催するアモーレ塾のある「スルタンホテル」。

両者ともに、ヨーロッパ・中東・アフリカを結ぶ大都市カイロに集まる日本人旅行者でいつもにぎわっており、当然のように種々の旅情報がそこで交わされているという。

    :

というわけで、アテネから空路でエジプトの首都カイロに降り立った我々は、バルカン半島南下作戦で得た教訓「旅の情報はとっても大切」に則り、一路その2つの日本人宿を目指すことにした。

目的地の住所は「スーク・タウフィキーヤの4番」。

サファリホテルもスルタンホテルも、両者ともに「スーク・タウフィキーヤの4番」。

そう、この2つの宿、じつは同じビル内に軒を構えているのだ。

しかも、「安宿ビル」と称されるこのビルには、さらにもう1軒、別の日本人宿も入っているという。

歌舞伎町などに行くと、風俗店がたくさん入った、艶っぽい色をしたビルをよく見かけるが、それと同様カイロには、日本人宿がたくさん入った、くすんだ色をした安宿ビルがあるのだった。


空港からX95と書かれたバスに乗り込み、30分ほど揺られていると、ダウンタウンらしきところが窓の外に見えてきた。

アラビア語は全くわからないが、雰囲気的にこのあたりっぽいなと感じ、バスを下車。「スーク・タウフィケーヤ、スーク・タウフィケーヤ」と言いながら、適当に道を尋ねつつブラブラしていたら、ほどなくして件の安宿ビルへ到着した。

安宿ビルは、予想通り「安宿ビル」って感じの門構えで、スーク・タウフィキーヤの一角に、くすんだ色して建っていた。

まずはビルの2階にあるスルタンホテルの扉を入り、「ベッド空いてる?」と従業員に聞いてみる。

・・・が、残念ながら返ってきた返事は「ノー」。

明日はどうかと聞いてみたが、なんともアヤフヤでよくわからん回答しか返ってこなかった。

ここの宿(サファリも同じ)は全室ドミトリーなのだが、パッと見た感じ、中・長期宿泊客が大半を占めてるように思われた。カイロは世界有数の沈没タウンとも言われているわけだし、ビル内には1ヶ月以上泊まっている客もザラにいることだろう。

客の入れ替わりサイクルが早いのならまだしも、自分自身でもいつ宿を出るのか決めてない中・長期宿泊客が大半を占めている場合、ベッドにいつ空きが出るかということを従業員が知らないのは、当然といえば当然のことかもしれないなと思った。


しょうがないので、6階にあるサファリホテルを目指す。

この安宿ビルにはエレベーターが無い。イギリス式で天井が高く、階段を上るのが結構大変なのにも関わらずエレベーターが無い。

正確に言うと、あるけど壊れてて使えないわけなのだが、「嫌がらせじゃねえの・・・」って思うぐらい、バックパックを背負って最上階6階まで自力で上るのはしんどい運動だった。

この階段の上り下りが面倒くさすぎて、外出せずに室内にこもって沈没、場合によっては1週間以上外出せず、というのがサファリホテル宿泊客の定石だと聞いたことがあるが、十ニ分に有り得る話だと思った。

日本国旗と何やら日本語が書かれた提灯のようなものの横を通って、サファリホテルの扉をくぐった。

中に入ると日本人がたくさんいた。ヨルダンやイスラエルで見かけたことのある人も何人かいるようだった。

宿泊客が共有スペースで、楽しそうにテレビ見たりマンガを読んだりしてる姿を見て、「早くあんな感じでユッタリしたいなあ・・・」と思いながら、さっきと同じく、「ベッド空いてる?」と従業員に聞いてみる。

が、またもや返ってきた返事は「ノー」だった。

長い階段を上って疲れきった体に響き渡る、とても残酷なノーという言葉・・・。


そんな打ちひしがれた僕らの様子を見て、「下にあるベニスに泊まったら?」とサファリの従業員が声をかけてくれた。

「ベニス」は安宿ビルの5階にある、もうひとつの日本人宿だ。最近改装したばかり(改装中?)のようで、キレイで雰囲気も良く、朝食まで付いているという話だった。

安宿ビルから出て宿探しをするというのが、超億劫なことに感じ始めていた我々は、「じゃあそこで」という感じで、1階下に降りてベニスの扉をくぐり、すぐに宿泊することに決めたのだった。


ベニスは、1泊200~300円ぐらいで泊まれるサファリやスルタンに比べると宿泊費は倍以上するのだが、聞いていた通りとてもキレイで清潔な感じの宿だった。

他の2つのホテルとは雰囲気が違っていて、安宿というよりも中級宿にカテゴライズされるような、そんな空気が漂っていた。

宿の日本人スタッフもとても丁寧・親切で好感が持てるし、宿泊客も皆楽しくて気さくな人たちのようだ。値段は高いけど、ここに泊まれて良かったのかもしれない。

とりあえずアフリカ大陸に入っての初日、無事に宿が見つかって一安心。


昼飯を食って昼寝した後、安宿ビル周辺を軽く散策した。

雑多なものがゴチャゴチャと入り混じった感じのスーク・タウフィケーヤは、とても肌になじむ、懐かしい空気にあふれた地域だった。

こういう雰囲気はインド以来かもしれない。うん、悪くないね。

それにしてもヨーロッパに比べて何でも安く買えるのがとても嬉しい。アテネに比べると、全てのものが5分の1かそれ以下の値段ぐらいになってるんじゃないだろうか。

アザーンが響き渡る中、甘いお菓子やスナック、パン等を片手に、楽しく食べ歩き。これから先のエジプト生活が楽しみだ~。


夜は、宿の男性宿泊客で集合してエロ動画鑑賞会。

こういうことやるのもブダペスト以来かもしれない。うん、悪くないね。



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comments

あー懐かしいカイロ!

画像リンクきれてますよ!

  • 匿名
  • 2008年7月17日 22:40



やっぱり見れました!

ライバル ベニスホテル!

  • 匿名
  • 2008年7月17日 22:41




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