2008年01月13日 の出来事
大使館と博物館 -カイロ-
今日は、朝起きてから日本大使館へと向かった。
エジプトもそうだが、アフリカではビザが必要となる国が多い。スーダン、エチオピア、ケニア、タンザニア、ザンビア・・・、これから行こうかと検討している国の多くが、入国に際してビザを要求している。
まあ各国のビザ取得方法については、近いうちに色々と調べねばと思っている課題のひとつなのだが、それ以前にちょっと対応しておかねばならない問題が目の前にあった。
その問題とは、パスポートの空きページ数の少なさだった。
中国で働いていた頃にムダに入出国を繰り返していたせいで、どっかの革命家の手帳みたいに紅い紅いスタンプで多くのページが染まってしまっている僕のパスポートには、この旅でスタンプやビザがかなり増えたこともあって、空きページがもう数えるぐらいしか残っていないのだった。
というわけで、アフリカ南下中に空きページが無くてビザ取得できず・・・、みたいになるのは避けたいので、パスポートの増補をしてもらいに日本大使館へと向かったわけでありました。

※「増補」については、topicsの記事参照。
聞くところでは、以前までは安宿ビルから徒歩圏内の所に日本大使館があったそうなのだが、最近になって街外れのほうへ移転したとのこと。
というわけで、宿の近くのナセル駅から地下鉄に乗って大使館のほうへと向かうことにした。
アラブの大都会カイロには地下鉄が走っている。
日本と同じく、地下鉄は、あるととても便利な交通機関だ。カイロの地下鉄はルートや設備がしっかりしてる割に、市バス等と同じく1エジプトポンド(約20円)で気軽に乗れるというのも嬉しい。
しかも、女性を尊重するイスラム教の国だけあって、地下鉄にはなんと女性専用車両まで設けられているのだ。なんとも先進国的!
しかし・・・
そんなこと知らずに「あっ、あそこの車両すいてる!」と言いながら適当に車両に飛び乗った我々夫婦。
乗車後しばらくしてから、なんか視線を感じるなあと思ったら、案の定、女性専用車両に乗っていたのでした・・・。
そんな白い目で見ないで。。

シャレた感じのする高級住宅地風の地区の一角に日本大使館は建っていた。
入口付近に物々しい装備の警備員がいる以外は、看板も無いし、パッと見でここが日本大使館だということはわからない感じだった。テロとかの標的にならないよう、わかりにくくしてるのだろうか。
しかし、中に入ってみてビックリ!
キレイにムラなく塗装が施された館内には、ここがエジプトとは思えないようなピカピカで清潔感ある設備があふれ、日本の最新施設と変わらないようなリッチな雰囲気が漂っていたのでした。
整理整頓の行き届いた図書館には、日本の書籍がキチンとわかりやすく並べられており、トイレには、ウォシュレットはもちろん、ふんわりソフトなトイレットペーパーがたんまりと備え付けられていた。
というわけで、ここぞとばかりに夫婦共々、長々と大便。いやあ、爽快でした。

増補申請は簡単に終了。
窓口の日本人係員に「どうしても今日中に欲しいんです」とゴネてみたが、「明日取りに来てください」とアッサリかわされた。
くっそ~、ほんの10分ぐらいの作業のはずなのに。また明日来るの面倒くせ~。
まあでも税金払ってない身だし、しょうがないか・・・。
大使館を出た後、考古学博物館へと向かった。
以前カイロに旅行に来たときには、ピラミッドには行ったけど、考古学博物館には行ってなかった。我々夫婦、昔から博物館の類にはあまり興味が沸かないタチなのです。
でも先日、「カイロの考古学博物館は世界でも指折りのすごい博物館だ」という情報を聞いたため、「まあ、せっかくだから行こか。ヒマだし」とか言いながら、ヒマそうな足取りで博物館へと向かったのでありました。

しかし、ここもまた入ってみてビックリ!
だだっ広い博物館の中には、王様の棺とか、神様の石像とか、犬のミイラとか、美しい装飾品とか、なんやらかんやらバラエティに富んだ、ものすご~い数の展示品が飾られていたのだった。
まるで、巨大な倉庫の中に大量の在庫が置いてありますって感じの雰囲気。
エジプトに文明が起きたのは紀元前三千年頃、今から五千年ぐらい前と言われているが、そんな何千年も前に作られた文化的遺品が、ポンポンとそこら中に散りばめられているのだ。
いやあ、ほんとすごい!
さすがに、あのツタンカーメンの黄金のマスクは厳重に保管されてる感じだったが、それ以外の大半の展示物は「見たけりゃご自由に」って感じの無造作感が漂っていて、その雰囲気がかなり印象的だった。

僕の友人にビックリマンシールのコレクターがいる。
大事なビックリマンコレクションを、キレイな桐箱の中に厳重に保管している彼は、一度そのコレクションを僕に見せてくれたことがあった。
得意顔で「これ、第二弾のヘッド」と言いながら、「シャーマンカーン」と書かれたキラキラのシールを桐箱からピンセットで慎重に取り出していた彼の姿が、脳裏に浮かぶ。
もし、この博物館みたいに無造作にシールがそこら中に置かれてしまったら、彼はきっと卒倒するだろうなと思った。
そんなわけで、エジプトはやはり偉大だなと感じた一日でした。





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