2008年01月16日 の出来事 |
海より飯 -ダハブ-
カイロ発の夜行バスは、朝10時ぐらいにダハブのバスターミナルへと到着した。
天気は良く、思っていたよりも暖かい。
「これぐらいの気温だったら泳げるかも!」と思いながら、ちょっとテンション高めにバスの外へ飛び出す。
すると、数人の男たちが、すごい勢いでこっちのほうへ駆け寄ってきた。
そしてあっという間に囲まれた・・・。

「☆#%◇$~!!」
英語やアラビア語で何か話しかけてくるのだが、皆いっせいにしゃべるので、何を言ってるのかよくわからない・・・。
落ち着いて彼らの声に耳を傾けると、どうやら彼らが宿の客引きだということがわかってきた。
皆、自分の担当する宿の良さをアピールし、「うちの宿に泊まりなよ!」みたいなことを口走ってるようだった。
ダハブの宿は安いと聞いていたが、客引きたちの提示金額はたしかに安かった。
ダブルの部屋でだいたい20エジプトポンド(約400円)。カイロの安宿のドミトリー2人分よりも安い。
世界中探しても、このぐらいの金額で泊まれるようなビーチリゾートは他に無いんじゃないだろうか。長期滞在者が多いというのもうなずける話だ。
しばらく考えた後、ちょっと胡散臭いなあと思いながらもそのうちの1人が提示した宿に泊まることに決めた。
まあとりあえず泊まってみて、気に入らなかったら別の宿に移ればいいや。
バスターミナルに停まっていた乗合トラックのような車の荷台に乗り込み、客引きとともに宿のある中心部のほうへと向かった。

乗合トラックは乾いた大地を10分ほど走り抜け、中心部らしきところへ到着した。
目の前に紅海が広がる。聞いていた通り、とても美しくて青い、穏やかな海だった。
ビーチリゾートといえば、白い砂浜と緑あふれる自然を連想してしまうが、このシナイ半島の町ダハブには、そういった典型的なリゾート然としたものは見当たらなかった。
かわりに海沿いにはベドウィン調の色彩豊かなお店が立ち並び、背後には乾いた褐色の山々がそびえたっていた。


そんないい感じの異国情緒漂う海沿いの町並みを、ちょっとブラブラ歩き回りたい気分ではあったが、宿にチェックインした後、僕らがまず向かったのは、飯屋だった。
そう、まずは飯!
花より団子、海より飯!
カイロで出会った人がオススメしていたシーフードの店へと入る。
店の雰囲気も良くて少し高級そうな感じもするが、ダハブ全体の食事相場からすると普通ぐらいの値段の店らしい。
が、メニューを見ると、セットメニューで25エジプトポンド(約500円)もするようだった。
ダブルの宿代1泊分よりも高い・・・。
どうやらダハブの食事代は結構高いみたいだ。というか、宿代が安すぎなのかもしれないけど。

まあしかし、美味いもんが食えるんだったら関係無いやと、それぞれセットメニューを注文。
しばらくすると、スープやら野菜やらご飯やら魚やら、次から次へと色んなものがテーブルの上に並べられはじめた。
いやあ、とっても豪華!

どれから食べ始めようかと少し悩んだ末、まずをスープ口に運ぶ。
・・・と、文句のつけようの無いような美味しさが口の中に広がっていった。
うめ~!!
スープ以外も、テーブルの上に並べられた料理は全てが美味しかった。
二人とも「美味い!」と「ムシャムシャ」という音以外を発することなく、ガンガン、ガツガツ食いまくった。
あ~、美味い。ほんと美味い・・・。
しかもメインの魚以外はお替り自由ということで、腹がいつもの2倍ぐらい膨れるぐらいに食いまくったのでした。
あ~、幸せ。やっぱり、来てよかったダハブ!!!

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