2008年01月23日 の出来事
今度はナイルの東側観光 -ルクソール-
世界各地で、イスラエル人旅行者の姿をよく見かける。
もちろん真っ黒なスーツと山高帽に身を包んだ、モミアゲちゅるちゅるの正統派ユダヤ教徒なイスラエル人ではなく、バックパックを背負った20~30代の若いイスラエル人たちだ。
彼らは正統派の人たちとは対照的に、いかにもヒッピー然とした格好をしていて、かなり退廃的な雰囲気を醸し出しているため、一目見てだいたい「あっ、イの国のお方だ」というのがわかる。
あと基本的に大人数で騒いでいるので、よく目立つ。

歴史的に世界を追われてきたというその放浪癖のためか、兵役を終えた後の余暇を楽しむためか、はたまた世界制覇をもくろむ(?)国の指針のためかはよくわからないが、とにかく世界各地でブラブラ、ブリブリと旅行しているイスラエル人旅行者の姿をよくみかけるのだ。
ボブ・マーリーあふれるこの宿で、朝食を食べようとルーフトップにあるダイニングスペースへ行き、イスに腰かける。
テーブルの対面にはすでに他の客が何人か座っていたのだが、話している言葉を聞いて、彼らがイスラエル人だということがわかった。
エジプトを旅するイスラエル人たち・・・。
パレスチナの地で感じた、住民たち(=イスラム教徒)のイスラエル・ユダヤ教徒に対する憎悪の念、民族や国家を枠を超えたイスラム教徒の宗教的連帯感、そうしたものを考え合わせると、彼らイスラエル人がここにいることに何となく違和感を感じずにはいられなかった。
サウジアラビアやイエメンなどいくつかのイスラム教国では、パスポートにイスラエルのスタンプが押されているだけで入国拒否される。
和平関係を結んでいるお隣の国同士とはいえ、イスラエル人とイスラム教徒であるエジプト人との間には、とてもヘビーで複雑な感情が横たわっているのではないだろうか。

エジプト人従業員が、朝食のパンやヨーグルトがのった皿を対面のイスラエル人宿泊客のもとへと運ぶ。
その光景を眺めていたら、ただでさえ朝でボーッとしている頭が、さらにボーッとしてくるようなそんな感覚におそわれた。
まあ考えすぎかもね。さ、観光行こ、観光。
今日はナイルの東側を観光!
東側はそんなに広くないし、バスとかも普通に走ってそうだし、昨日よりはラクそうだ。
まずはカルナック神殿へと向かう。
カルナック神殿は、古代エジプト最大の神殿といわれている。ラムセス1世と2世の親子が二代に渡り百年かけて造った建造物だそうな。
入口にたどりつくと顔は羊、胴体はライオンのスフィンクスがドドーンとお迎えしてくれた。全部で40頭いるそうです。

で、中に入ると、今度はドドーンと太い柱がたくさん!
全ての柱に、細かなレリーフやヒエログラフが刻まれていた。全部で134本あるそうです。

そのほかオベリスクやら立像やら、色んなものがたくさんあふれた、とにかくスケールのデカい遺跡でした。
はい、というわけで次の遺跡。
微妙な日本食屋で、微妙な親子丼らしきものを食った後、ルクソール神殿へと向かう。
ルクソール神殿は、カルナック神殿の中心を形成するアメン大神殿の付属神殿として、アメンホテプ3世により建造されたらしい。
ルクソールの町の中心部のナイル川沿いに位置しているおり、町の大通りからも、その姿を見渡すことができる。
遠目からだとあまり感じることはなかったが、入口に近づくにつれ、この遺跡がとても巨大なものだということがひしひしと伝わってきた。
カルナック神殿に負けず劣らずのスケールのデカさだ。

しかし入口の前まで来ると、何となく遺跡の中に入る気がしなくなってしまった。
「デカいってのがわかったし、もうこれで十分か・・・」
まあなんというか、我々、正直エジプトの遺跡にはちょっと飽き飽きしてき始めていて、わざわざ入場料払ってまで入らなくてもいいか・・・、と思ってしまったわけでありました。
そんな据え膳食わぬ男的なゼイタクな遺跡観光を楽しみ、宿へ戻ってノンビリダラダラ。
明日は、次なる遺跡の町アスワンへと向かいます・・・。

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