2008年01月29日 の出来事 |
チベットとインドとエジプトで -カイロ-
飛行機に乗って、エジプトから、アラビア半島の国イエメンを経由してエチオピアへ。
これ、最近この辺りで流行りのルートらしい。「この辺り」っていうのは、まあカイロの安宿ビルのことですが。

アフリカ大陸を飛行機を使わずにきちんと縦断する場合、エジプトからスーダンへと入り、そしてそこからエチオピアへと入って喜望峰を目指すというのが王道らしい。
だけど、イエメンも捨て難いし・・・、スーダンは移動がかなり大変そうだし・・・、時間もムダにかかっちゃいそうだし・・・、ということで、我々夫婦はその王道ルートをあきらめ、最近の流行りに乗っかって、イエメン経由でアフリカ大陸を南下していくことに決めたのでした。
名づけて、「アフリカ大陸なんとなく縦断」!
がんばって、なんとなく縦断していきたいと思います。

今日は、なんとなく縦断に向けて色々と準備しようと思ってたけど、よく考えると特にやることがなかったので、宿にこもってパソコンをいじることにした。
部屋の中は暗くてジメジメしてるので、宿の入口を入ってすぐの共有スペースみたいなところでキーボードをカチャカチャ。
パソコンに保存されている、この旅の中で撮った写真を眺めながら、「思えば遠くへ来たもんだわ・・・」と感慨に浸ったりしていたら、宿の扉が音を立ててるのが耳に入ってきた。
コンコン・・・、コンコン・・・、コンコン・・・
誰か客が来たのだろうか。
写真に夢中になっていた僕は、その音に気付きながらも無視していたのだが、訪問者を告げるそのコンコンという音は、しばらくたっても全く鳴り止む気配を見せなかった。
それもそのはずで、扉にはカギがかかってるのだが、その場にいる誰もカギを開けようとしなかったからだ。
扉を入ってすぐのところのあるデスクに、このスルタンホテルの従業員が座っているのだが、満室だから開けてもしょうがないと思ってるからなのか、面倒くさいからなのかよくわからないけど、まるでその音に気付いてないかのように、彼はボケーッとテレビに見入っているだけだった。
しょうがないので、扉の比較的近くに座っていた僕が席を立ち、扉のカギを開けに向かう。
カチャカチャ、ギー・・・
扉を開けると、そこには坊主頭の屈強そうな一人の青年が立っていた。
僕 「あ、どうも。あ、僕も客なんすけど。・・・ん!?」
彼 「・・・ん!?」
僕と彼 「おおーーーー!!」
そこに立っていたのは、チベットからネパールへ一緒にランクルに乗って旅した、ケン君だった。
インドのデリーでバッタリ再会したときは、旅のルートもスピードも違うので、もう旅先で会うことは無いだろうなあと思っていたのだが、なんとここエジプトのカイロで、宿の扉を開けたらそこにケン君が立っていたのだった!
なんという偶然。
チベットで出会った人と、インドで再会し、エジプトで扉を開けたらその人が目の前に立っていたなんて・・・。
いやあ、世界は広いようで狭い。
お互いにビックリした後、2ヶ月半ぶりの再会を喜び、一緒に自炊飯を食いながらビールを呷る。
なんだか昔の戦友に会ったような気がして、とても嬉しかった。

明日はエジプトを離れ、イエメンへと向かいます。

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