世界一周 かけあし夫婦旅行 - かけてこ

かけてこ ~世界一周かけあし夫婦旅行~

バックパック背負って世界に飛び出した夫婦の、かけあし世界一周の模様をつづったバックパッカー旅行記です ⇒サイト案内

2008年3月 8日 の出来事

クワチャな世界へ -タンザン鉄道-

車窓から差し込む朝日で目が覚めた。

僕は朝は苦手なほうだが、アフリカの朝はそんなに嫌いじゃない。

一日のスタートを告げるこの朝の陽射しが、他の大陸とは少し違って、なんとも言いようのない心地良さをじんわりと感じさせてくれるからだ。

もっとも、まだ太陽が顔を出す前のエチオピアの早朝とかは好きではないけど・・・。

右手で目クソを取りながら、左手で頭をかきむしると、なにか髪の毛がベタベタしている感じがした。

移動続きでここ2~3日シャワーを浴びてないせいかなと一瞬思ったが、そういう類のベタベタ感とはちょっと手触りが違った。

溶かしまくったキャラメルみたいなベターッとした感じが手にまとわりついてきたのだ。

そういえば昨日の夜、二段ベッドの上の段に寝ている、イブラヒモビッチ氏が夜中に何かモノを落として、それが僕のベッドの上に落ちてきた覚えがある。

そのときは寝ぼけてて何があったのかわからなかったが、ゴンという少し大きな音とともに僕の枕元に何かが落ちてきて、その後カランカランという音をたてながら、そいつが床の上を転がっていったのはウッスラと覚えている。

今思うと、あれは瓶ジュースだったのかも・・・。

で、ジュースの中身が飛び散って僕の髪の毛にベットリついてしまったのかもしれない。

枕元に置いていたお菓子を入れていたビニール袋にも、ベトベトするオレンジ色の斑点がついてるし、こりゃ間違いないな。。

しかし、瓶ジュースを下に落とすとは、イブラヒモビッチ氏め!

まあでも彼には昨日お世話になったので、笑顔で「グッド、モーニング!」と言って朝の挨拶を交わした。

瓶が頭に当たらなかっただけでも良しとしよう。


さて今日は、タンザン鉄道2日目。

特にやることもないので、読書→飽きる→窓の外を眺める→飽きる→読書→飽きる→・・・、というサイクルをひたすら繰り返す。

でもお昼になって、そんなワンパターンサイクルがちょっと壊れた。

昼飯だ!

タンザン鉄道の列車内には食堂車まであり、結構気の利いた料理を注文することができる。

タンザニアの物価を考えると値段はそこそこ高いが、でもキチンとしてるし、味も美味い。スタッフに頼めば、テイクアウトもできるし、自分のコンパートメントまで運んでくれたりもする。

今日の昼飯はビーフシチューのセットを注文。

値段は3,000シリング(約300円)ぐらいしたけど、味はなかなかグッド!

食後、窓の外を眺めていたら、いくつかの集落が目に入ってきた。

そして、そのいかにもアフリカって感じのボロボロな家屋が建ち並ぶ集落から、子供たちが飛び出してきて、僕らの乗った列車に向かって走ってきた。

列車を追いかけながら、手を振って何か叫んでいる子供たち。

子供たちが何と言っていてるのか全くわからないし、もしかしたら「何かくれ~」とか言ってるのかもしれなかったが、でもとてもホノボノした光景だなと感じたことはたしかだった。

『世界の車窓から』とかで出てきそうなシーンだなとか思ったりした。

列車は脱線したりしながらもトロトロと進み、ある地点で停車。

たぶん対向列車待ちだと思うが、停車した瞬間、どこから湧いてきたのか、大量の現地民たちが頭の上にバケツとかズタ袋とかを載せて、うちらの列車のほうへとワンサカと近寄ってきた。

どうやら物売りたちようだ。

彼らは、バケツやズタ袋にジャガイモを大量に入れて列車の乗客向けに販売していた。

「なんでここでジャガイモ?」と思ったりしたが、それを買ってる乗客がいたのは少し驚きだった。列車の中で食べるのかな!?

しかし、こういう光景も『世界の車窓から』的でよろしいですねえ。

しばらくすると遠くのほうから汽笛が聞こえ始め、それとともに物売りたちは「今日もがんばったぞ」みたいな顔をしながら、フラフラとバランスを取りつつ僕らの列車のもとから走り去っていった。

それから数十秒ほどしてから、予想通り対向列車がやってきた。

対向列車は、青と白に紅白の縞模様が印象的な、なかなか趣のある面構えをしていて、重量感のあるその車体をガタガタと震わせながら、僕らの列車の横を威風堂々と通り過ぎていった。

コイタビ夫婦世界旅カップルは、マラウィに立ち寄るということで途中でタンザン鉄道を下車。

僕らは先へと進みますが、またどこかで会いましょう~。


その後、タンザニア・ザンビア間の入出国手続き。

列車内に入出国管理官がやってきて、ザンビアのビザ代を支払うと、テンポ良くスタンプをポポーンとパスポートに押してくれた。

ビザ代は1人50ドル也。

相変わらず高っけえ。。ビザ番号、手書きのくせに・・・。

ザンビアに入っても外の景色はたいして変わらないが、国が変わったということで、お決まりの両替商が列車内をウロウロし始めた。

別に看板を出してるわけじゃないし、「両替しないか?」とか言ってるわけじゃないけれど、目つきを見ればだいたいわかる両替商。

聞くとレートはそんなに悪くなかったので、タンザニア・シリングの残りをザンビア・クワチャに両替した。

これからはクワチャな世界のスタートです。

ちなみにクワチャの補助単位は「ングェー」。1クワチャ=100ングェーらしい。

両替したものの、タンザニア・シリングのコインが余ったので、どうしようかと思っていたら、列車が停車してまた物売りたちがゾロゾロと窓の外にやってきた。

今回はバナナも売ってたので、ちょうどいいやと思い、「コレで買えるだけちょうだい」と言って、物売りにコインを渡す。

・・・と、予想以上に大量のバナナが返ってきた。

たぶん40~50円分ぐらいのコインだったと思うんだけど・・・、まあいいや。

当然のように夕食をバナナで済ませた我々は、まだ降り立っていないクワチャな世界に思いを馳せながら、お腹のビミョウな未充足感を誤魔化すかのように、早めに硬いベッドの中へともぐりこみ、眠りの世界へと入っていったのでありました。



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