世界一周 かけあし夫婦旅行 - かけてこ

かけてこ ~世界一周かけあし夫婦旅行~

バックパック背負って世界に飛び出した夫婦の、かけあし世界一周の模様をつづったバックパッカー旅行記です ⇒サイト案内

2008年3月13日 の出来事

何も無い国 -リビングストン→スワコプムンド-

表通りの両替屋で、残ったクワチャを両替した後、ニボシと味噌汁の昼飯を食って気合いを入れる。

今日はザンビアのお隣の国ナミビアへと向かう予定だ。

「ナミビアってどこ?」って人も多いかもしれないが、僕らもナミビアについてはナミブ砂漠以外にイメージがなく、どういう国なのか全くといっていいほど知識を有していなかった。

これじゃいかんと思い、昨日ネットで調査。

調べたところによりますと、

・ナミビアという名前は「ナミブ砂漠」に由来して名付けられた。
・ナミブ砂漠のナミブとは「何も無い」という意味である。

とのこと。

つまり「ナミビア=何も無い国」ということなんだろうね、たぶん。

ちなみに首都の名前はウィントフック。聞いたことねえ~。。

というわけで、調べるのをすぐに断念してしまったわけなのだが、でもまあ、雄大な自然があふれる豊かな国であることは間違いないようだ。

あと、あまりに自然があふれすぎてて、人口密度が世界で2番目に低いらしく、そのためか公共の交通機関がほとんど発展していないとのこと。

移動手段は、主にレンタカーかヒッチハイクらしい。マジかよ・・・。

しかし悩んでいてもしょうがないので、ニボシと味噌汁で自分自身をゴマカシて何となく気合いを入れた後、「肉食いてえ」と夫婦でボヤきながらザンビアの国境行きのバスに乗り込んだのでありました。

予定通り3時間ほどでバスは国境へ到着。

まあバスの出発自体が1時間ほど遅れてるので、完全に予定通りでもないけどね。

で、小屋みたいな感じの小さなイミグレーション・オフィスで出国手続き。

短い間でしたがクワチャな世界、さようなら~。


さて、ここからどうしよう?

見回してみてもナミビア側のイミグレはどこにも見当たらないので、どうも国境と国境の間がかなり離れているみたいだ。

若干、途方に暮れる。

なんかバルカン半島を南下してた頃を思い起こさせるような、この荒野に放たれた感。

まあしかし今回もなんとかなるだろう、と思ってたら目の前に青い車が1台現れた。

「早く乗りな!」

ドライバーは僕らに向かってそう怒鳴りつけると、バックパックを僕らの背中からもぎ取り、車のトランクの中へ運び入れ始めた。

どうやらナミビアの国境まで乗せてってくれるようだ。もちろん有料だけど。

ドライバーの急ぎ様を見ると、もしかすると国境の閉門時間が迫ってきているのかもしれない。

慌ててドアを開けて乗り込むと、ウソみたいな急発進で青い車は走り始めた。

ほどなくして車は、これまた小屋みたいなナミビアのイミグレーション・オフィスに到着した。

愛想のよい入国管理官のオバちゃんに「ウェルカ~ム!」と言われながら入国手続き。

これで、この旅28ヶ国目の国ナミビアに入国!

ビザ代が必要無いってのがまた素晴らしいね!

陸路で国境越えした際に感じる「ビミョウに越えた感」を今回もまた味わいながら気分よく車に再び乗り込むと、青い車は「オレ様に国境は関係ねえ」みたいな感じで、情緒のカケラも無くまた急発進で走りだした。


・・・で、国境から10分ぐらい進んだところにあるガソリンスタンドで車は停車。

そこで僕らを降ろし、再び急発進で青い車は風のようにどこかへ去っていってしまったのだった。

さて、ここからどうしよう?

再び途方に暮れる。

時計を見ると18時、太陽もだいぶ沈みかけている。

泊まれそうな宿も周囲には全く見当たらない。近くに乗り合いワゴンのような車も停まっているが、人を乗せそうな雰囲気も全く無い。

「ヒッチハイクしてみるか・・・」

あまり気は進まないが、それ以外に手段がないのでそうするしかしょうがない。

なんせここは「何も無い国」なのだ。

まずはガソリンスタンドに停車していた、超巨大な貨物トラックのドアをノックし、「ウィントフック方面まで乗せてってくれませんか?」と声をかけてみる。

すると、落ちぶれた元80年代ポップスターみたいな感じの、陽気な白人のオヤジが中から顔を出してきて、

「おう、乗りなよ!」

と親指のジェスチャー付きで快諾してくれた。

一発で成功するなんてラッキー!

もちろん有料ヒッチだけど、トラックの中には横になって寝れるスペースもあるし、眺めも良さそうだし、揺れも少なさそうだしで超快適っぽい。

きっと車内のどこかにオヤジのエロ本が隠されているはずだが、まあそれはそのうち見つけ出すこととしよう。

トラックは、かなりのスピードでナミビアの自然の中を駆け抜ける。

走るのは、ものすごく真っ直ぐで遮るものが何も無い、どこまでもどこまでも続く大きな一本道だ。

そして、車内に流れる音楽はもちろん80年代ポップス!

オヤジは大きなハンドルの上に添えた両手を全く動かすことなく、とても気持ち良さそうに鼻歌をフンフン交えながら、巨大なトラックを地平線に向かってガンガン前進させていった。

この調子でいけば、明日にはウィントフックまで着くことができるんじゃないだろうか。

いやあ、ノープランだったわりに、順調、順調、超順調。

なんとなく、アフリカ大陸の南端、喜望峰の後姿が見えてきた!



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