2008年3月21日 の出来事 |
次は南ア -ウィントフック→ケープタウン-
ナミビアとも今日でお別れ。
本日、夜行バスに乗って次なる国「南アフリカ共和国」へと向かう。
南アといえば、2010年にワールドカップが開催される国として知られているが、経済成長著しい新興経済大国のひとつで、アフリカ大陸の中でも最も発展している非常に豊かな国だ。
聞くところでは「アフリカで最もアフリカらしくない国」らしい。

この国は、鉱物資源に恵まれ、気候も温暖で、アフリカ大陸南端という好立地につき貿易・漁業ともに盛ん、飯も美味しければ、もちろん自然もあふれているという、文句のつけようのない素晴らしい国、・・・のように思える。
だが、この国にはこの国なりの深い影の部分が存在する。
失業率の高さと極端な貧富の差、人種問題とアパルトヘイトの後遺症、5人に1人と言われる深刻なHIV感染の現状・・・。
複合的に絡み合ったこうした多くの問題が、解決を見出せないまま南アフリカの社会に重く重く横たわっているのだ。
そんな中でも、とりわけ旅行者である僕らにとって深刻かつリアルなのは、やはり「治安の悪さ」という問題だ。
特に南ア最大の都市ヨハネスブルグは「犯罪発生率が世界最悪の都市」と言われており、昼間っから殺人、強盗、強姦などの凶悪犯罪のオンパレード、外国からの駐在員&観光客だけでも1日当たりで20名が殺人事件の犠牲者になってるらしい。。
こわ・・・。
これから向かうのは比較的安全だと言われてるケープタウンだけど、今後の展開によってはヨハネスブルグにも立ち寄ることになるかもしれない。
いくらリアル北斗の拳の世界を垣間見ることができるとはいえ、ほんとあの町だけは行きたくないな。。

さて、そんなわけで今日は、バスの出発時間まで適当にウィントフックの町で時間つぶし。
といってもイースター祭のため店がどこも閉まっているため、時間つぶすのも結構大変。
欧米人観光客はたくさん来てて宿はどこも満室なのに、町の中はすげー静か。
何なの、イースター祭って。ていうか欧米人たちも何するためにここまで来てるんだろ・・・。

夕方になり、バスターミナルへ。
乗り込んだのは、ケープタウン行きのすげー豪華な大型バス。
アフリカをこれまで数ヶ月旅してきたけど、こんなにちゃんとしたバスに乗るのはほんと初めて。
2階建てのバスの中には、制服を着た折り目正しい乗務員が乗っていて、トイレはもちろん、飲み物のサーバーも設置してあり、座席のリクライニングも可能でクッション性も抜群、まるで飛行機のビジネスクラスのような乗り心地だ。
窓は開けられないけど、それはたぶんエアコンの冷気・暖気を逃がさないためという、合理的な理由によるものだと思う。
決して悪霊が入ってくるからとかいう意味不明な理由によるものではないことは確かだ。
車内には天井を支える支柱が見当たらないが、それはただ単に必要無いだけであって、折れたので外したとかいう理由によるものでも決して無い。
乗客が車内でゲロを吐いても大丈夫なように、席毎にビニール袋まで用意されている。
いやあ、すごいね南ア!

乗務員に要求されて、乗客名簿に自分のサインを書いていたら、僕ら以外にも日本語で書かれたサインがあることを発見した。
もしやこの名前は・・・
階段を上がってバスの2階を探しまわると、奥のほうに、なんとヤマト君がいた!
彼とはエジプトで出会い、ケニアで再会し、ザンジバルでニアミスしていたのだが、顔を合わせるのはこれで3回目。
しかも3回とも全て偶然だからすごい!
まさか同じバスに乗ってるとはね。
うちらは1階席なのでバスの出発まで一緒に楽しく談笑。彼もケープタウンへ行くようだし、いやあ心強いね。
快適な2階建てバスはウィントフックの町を出発すると、すぐに何も無い荒野の中を走り始め、いくつかの何も無い田舎町を通り過ぎた後、殺風景な国境へと到着。
何も無い国ナミビアを出国し、最もアフリカらしくない国、南アフリカへと突入していったのだった。
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