2008年4月10日 の出来事 |
千年都市 -マラケシュ→フェズ-
朝7時に起床。
案の定、目には恐ろしいほどの目クソがこびりついているようで、うまくマブタを開けることができなくて気持ちが悪い。しかも鼻の中もすごくザラついてる感じがしてムズムズする。
昨日の砂の風はすごかったからなあ。やはり目にも鼻にもたくさん砂ボコリが入ってしまったのだろう。
というわけで今日は朝から、親指で鼻クソをほじりながら人差し指で目クソをほじるという技を習得。
かなりいい感じの技にも関わらず、その技を嫁にバカにされたので、「そういうのを目クソ鼻クソを笑うって言うんだぞ!」と怒鳴りながら、朝から腹を立ててしまった。
まあそんな話はどうでもいいとして、今日は移動日。
目クソと鼻クソを取り除いてスッキリした僕らは、宿をチェックアウトして鉄道駅へ向かい、フェズ行きの列車へと乗り込んだ。

モロッコ最古の王都フェズ。
モスクを中心として9世紀中頃にはすでに都市としての機能を持っていたと言われるこの町。
その旧市街には、当時の面影が残された、生活の場と礼拝の空間が一体となった趣深い都市の風景が今も広がっており、15万もの人々が現在も暮らし続ける千年都市として、世界中にその名を響かせている。
別名「迷宮都市」とも言われており、道の入り組み具合は世界一とも言われているそうだ。
マラケシュでもあれだけ道に迷ったというのに、さらにもっとすごいとは・・・。
モロッコの列車は想像以上に快適で、2等列車に乗ったにもかかわらず、すごくユッタリとくつろぐことができ、かなりラクチンだった。
列車に乗るのはタンザン鉄道以来1ヶ月ぶりだが、やはり列車の移動というはいいものだ。この緩やかな揺れ具合が、なんだか体に優しくて心地良い。
そんな昼下がりのボサノヴァみたいな揺れに身を任せて、ウトウトウトウトしていたら、ちょうど目クソが再びあふれてきたぐらいの頃合いに、列車はフェズの町へと到着したのだった。

駅前で軽くお茶を飲みながら、これからの予定を検討。
その結果、とりあえず今日は天気も良くないので、旧市街で宿を探し出してユックリし、明日から観光してまわろうという結論で落ち着いた。
というわけで、宿探しするため、旧市街方面へ徒歩で向かうことにした。地図を見てみると、歩けそうな距離に思えたので。
が、思っていた以上に旧市街までは遠かった・・・。
30分ほど歩いてはみたものの、バックパックの重みに耐えかねて、途中であえなく断念。
正確に言うと、あまりの歩き疲れで嫁の機嫌が取り返しつかないぐらいヒドい状況となってしまったため、断念。
朝、くだらないことで嫁に腹を立ててしまったことを激しく後悔した。その仕打ちが今頃になって返ってきたのだ。
手元にお菓子があれば怒りも少し収まりそうだが、残念ながら現在お菓子不足中。その場に立ち止まるしか他に術がなかった。
だけど、立ち止まったところで宿が目の前にあるわけでもないので、嫁の顔色をうかがいながらその場でオロオロ・・・。

すると、なにやら怪しげな男がニヤニヤしながら僕らに近づいてきて声をかけてきた。
「安くていい宿あるけど、どうだい?」
インド、エジプトと並んで、世界三大ウザい国のひとつであると専らのウワサのモロッコ。
そういう国では、こういう客引き的なヤツに対しては、断固拒絶という態度を取るのが鉄則だ。
少しでも興味があるところを見せてしまうと、ヤツらは強烈なウザウザ攻撃を仕掛けてきてしまう。
そして、それを見た周囲のウザウザ連中がさらにゾロゾロ集まってきて、ウザウザ集中砲火へと発展、最終的にスパイラルなウザウザ状態へ突入という、最悪の事態に陥ってしまう可能性があるのだ。
が、このときばかりは「天の助け」と、その客引きの話をじっくり聞くことにした。スパイラルな怒り嫁状態のほうが、もっと最悪なので。
ちょっと考えたりしながらも、結局その客引きに連れられて、すぐ近くにあった宿にチェックイン。
幸い客引きもいいヤツだったし、宿の値段も結構安いし、雰囲気も良さそうだし、なかなかいいんじゃないでしょうか。

宿の近くでテキトウに、サンドイッチとトマトを買ってきて夕食。
カサブランカで食った魚とか、マラケシュで食ったタジンとかに比べると味気ないけど、まあしょうがない。
とりあえず嫁の機嫌も戻ったし、よかったよかった。
でも今後のためにも、早めにお菓子を補給しておかないとな・・・。

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