2008年4月26日 の出来事 |
チャイ150杯 -バルセロナ→マドリッド-
さて、今日は移動日。
結局バルセロナをしっかり観光したのは1日だけだったけど、まあ行きたいところには行けたし、見たいものは見れたしで、満足度の高い滞在だったのはたしかであります。
本日向かう先はマドリッド。言わずと知れたスペインの首都、欧州を代表する世界都市だ。
朝からゆっくりと準備を整えてマンションの一室にある宿をチェックアウトし、「さようならバルセロナ」と感傷に浸りながらバスターミナルへ向かい、マドリッド行きのバスにあわただしく乗り込んだのだった。

バスは、スペインの中心都市であるバルセロナとマドリッドを結ぶ路線なだけに、ものすごく快適だった。
座席のリクライニングはとってもいい感じだし、揺れも全然感じない。車内には当然のようにトイレもついていたし、新聞まで無料で配ってくれるというサービスぶりだった。
本当に最近の移動は、なんかラクチンすぎて、嬉しいのはたしかなのだが、もの足りなさも少し感じる。
別に全然マゾなわけではないのだが、トラックの荷台に乗ったり、荷棚の上でニワトリが鳴く不条理なバスに乗ったりしていたアフリカでの移動が、ちょこっと懐かしい。
程度の差こそあれ、老人が戦時中の話を懐かしそうに語るのと同じように、僕らも毎日が戦闘態勢だったあの頃をとても懐かしく感じているのかもしれない。
バルセロナへ向かう車中、車窓に広がるヨーロッパの美しい町並みを眺めながら、「もうこの先、ああいう移動を味わうことは無いのかなあ」としみじみ思った。
そして、数ヵ月後に訪れるであろう「旅の終わり」というものを、このとき初めて意識したのだった。

8時間ほどで、バスはマドリッドに到着した。
このマドリッドの町については、これといって何にも情報を仕入れていなかったため、バルセロナで泊まった宿の姉妹店に泊まるつもりでいた。
日本人宿だから、色々と情報も集まるだろうということで。玉子と白飯もたんまり食えるしね。
例のごとく、こちらの宿も諸事情で住所が明かせないみたいなので、また電話で迎えに来てもらわないといけないのだが、このスペインの電話というのが結構なクセモノだった。
なにがクセモノかって、その電話代がなかなかヒドいのだ。
こっちでは携帯を使用してないので、必然的に公衆電話を使わざるをえないのだが、公衆電話の料金が、驚くことになんと1ユーロ(約160円)からなのだ。つまり1秒だけ話したい場合であっても、1ユーロのコインを投入しないと公衆電話が使えないのだ。
1ユーロあれば、インドでチャイが30杯ぐらい飲めるっていうのに、全くなんというボッタクリぶり!
まあでもしょうがないので、公衆電話を使って宿に電話を入れたのだが、1ユーロも取ってるくせに電話の使い勝手は超最悪。。
お金の投入口の調子も悪かったみたいで、コインを入れたのに電話できないという事態も発生してしまい、結局宿と連絡を取るために5ユーロも消費してしまった。
チャイ150杯分だよ。あ~、すげー悲しい・・・。

これでマドリッドの印象がいきなり悪くなってしまったのだが、気をとりなおして、件の宿へ。
相変わらず看板の無いマンションの一室という違法風俗店チックな宿だったが、日本人もたくさんいるし情報ノートもあるし、まあいいんじゃないでしょうか。
とりあえず腹が減ったので、夕食の食材を買いに行こうと思い外へ出た。
・・・が、土曜日の夜だからだろうか、ほとんど全てのお店がシャッターを下ろしていて、駅前のコンビニ風のカルフールでさえ閉まっていた。
「おいおいカルフール、ヒヨりすぎだろ・・・」とボヤきながら、開いてるお店がないか探し歩く。
ヨーロッパはこういうところが不便でキライだ。まあそういう文化なのだからしょうがないんだろうけど。
どうにか探しだしたお店は、中国人の経営している小さな商店だった。
世界中で色々と目の敵にされてるけど、でも華僑は懸命にがんばってて偉いなと思う。同じ東洋人としてちょっと親近感も感じるし。
そこで「謝謝!」と言いながらラーメンを購入して帰り、バルセロナで買った残りの野菜と白飯を一緒に並べて、テキトウに夕食を済ませた。
しかし明日は日曜日だから、もっとヒヨった町並みが広がってるんだろうなあ・・・。

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