2008年5月12日 の出来事 |
アルゼンチンの肉 -ブエノスアイレス-
アルゼンチンという国は、実にその国土の4分の1が「パンパ」と呼ばれる大草原に覆われている。
アルゼンチンの面積は日本よりも7倍ぐらい広いそうだから、日本が2個入ってしまうぐらいの草原が存在していることになる。
その大草原地帯は、世界屈指の穀倉地帯としても知られ、そこで収穫された小麦やトウモロコシなどは世界中の国々へ向けて輸出されている。農業国アルゼンチンの富の源泉だ。
さらに、このパンパでもうひとつ盛んに行われている事業がある。
それは牧畜業。
そう、あの一昨日アサードで食べた美味しい肉たちは、そのパンパの大草原で育て上げられた牛たちだったわけだ。
パンパには栄養分が豊富で良質な牧草があふれまくっており、家畜たちはそうした美味しい草を毎日毎日食べ、自らをどんどんどんどん美味しい体に仕上げていくのだ。

(写真はネパールにいたダンボールを食べる牛)
人口よりも牛の数のほうが多いという、ある意味、インドよりも素敵な国アルゼンチン。
今日は、そのアルゼンチンの肉を思う存分食べようということで(一昨日も食べたけど)、外で所用を済ませた後、肉屋で牛肉を買って帰り、宿のキッチンで調理して食べることにした。
買った牛肉は2人分で1キロ!
超分厚いステーキだけど、これで400円ぐらいっていうのが、もうこの時点で素晴らしい。
パンパと牛に感謝しながら、昨日のワインの残りと塩コショウで軽く味付けし、野菜を少し加え、ミディアムレアな感じでお皿の上へ。
あふれ出る肉汁をすくうようにして、そのステーキを一切れ口に運んだ瞬間、思わず声をあげて叫んでしまった。
「うめーーー!!!」
本当に美味しかった。ビックリするほどに美味しかった。思わず嫁を顔を合わせながら、お互いにニヤニヤニヤニヤしてしまうほどに美味しかった。
こちらの牛肉は、和牛みたいな霜降りではなくってほとんど赤味の肉なのだが、恐ろしいほどに柔らかく、ジューシーで、そして濃厚で深い味わいをしていた。
これまで色んな国を旅してきたけど、こんなに美味い肉があふれている国は初めてだ。間違いなくダントツで初めてだ。
一昨日のアサードで食った肉も美味かったし、こうして普通に焼いて軽く味付けしただけのステーキも超ウマい。
その柔らかな食感と口の中に広がっていく肉汁を楽しみながら、あっという間に500グラムのステーキを平らげた僕は、膨れ上がった腹を満足げにさすりながら、自信を持ってこう結論付けたのだった。
「アルゼンチンの牛肉は世界一美味しい!」
いやあ、アルゼンチンって素晴らしい国です。明日も肉食べよ。

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