2008年5月22日 の出来事 |
女子高生と中央市場 -サンティアゴ-
南米の中でもチリは、日本と共通点の多い国だと言われている。
細長い火山国で国土全体で地震が多く、南北両端を除いて温暖で四季の移り変わりがはっきりしており、国民は勤勉で穏やか、魚を好んでよく食べる、などなど地球の正反対に位置する国同士にもかかわらず、似ているところが結構多いのだ。
「わー、なんか日本の女の子みたいでカワイイ!」
サンティアゴの町を歩いていたら、急に嫁が興奮し始め、カメラ片手にバタバタと走り始めた。
何だろうと思って、嫁の走っていくほうに目を向けると、そこには女子高生たちの姿があった。
普段は外国で女子高生を見ても、それが女子高生なのか女子大生なのか、はたまた主婦なのか家事手伝いなのか、もうほとんどわからないのだが、今回は彼女たちが女子高生だということが僕にもハッキリとわかった。
それは制服を着ていたからだ。
しかもその制服が、日本のそれとかなり似ており、そのまま渋谷とかにいても全然違和感無いぐらいに日本っぽい感じにあふれていたのだった。というか、彼女たちの姿を見て、逆に日本のことを懐かしく思い出してしまった。
やはり日本とチリは共通点の多い国なのだ。
というわけで、その姿に悩殺されてしまった嫁は、「写真撮らせて!」と言って鼻息荒く彼女たちにお願いしまくり、何枚かの写真をパシャパシャと撮らせてもらったようだった。
うーん、たしかに嫁が興奮するのもわかる気がする・・・。

まあそんな感じで女子高生に狂喜乱舞した後、興奮が収まってきたところで、この町の台所、中央市場のほうへと向かうことにした。
魚といえばビーニャ・デル・マルなどの港町が有名だが、海に面してないとはいえサンティアゴも首都なだけあって、町の中には大きな魚介市場がデデーンと建っているのだ。
市場の中へ入ると・・・、そこには新鮮な魚介類が所狭しとピチピチな姿で店先にずらーーっと並んでいた。
ウニとか貝とかも大量に並んでて、もう本当に気持ちが悪くなるぐらいに美味しそうだ。


まずは市場観察ということで、ヨダレを我慢しながら、舐めるようにしてその市場内を数十分間眺めながら歩いていたのだが、もう途中から堪えきれなくなって、そこらへんの食堂に勢いで入店。
隣の人が食べていた料理を指差しながら、「これちょうだい!」と大きな声でヨダレをたらしながら注文したのだった。
出てきた料理は、魚の揚げたやつと魚介のスープ。
それを口に含むと、もう「うわあ・・・」という言葉が自然とこぼれてくるぐらいにものすごく素晴らしい味わいが口の中にあふれ、僕らの味覚を刺激しまくり、僕らを多幸感に包みまくっていったのだった。
下の写真は、嫁が注文した魚介スープ「ソパ・デ・マリスコス」。
いやあ、ほんと美味かった・・・。

こんなに美味しいものが食えるんだったら、あと数日サンティアゴに滞在してもいいんじゃないのってところだが、残念ながら本日の夜行バスのチケットをすでに購入済み。
市場の食堂でその麗しい味わいの魚介を口に運びながら、「バスチケットを捨てて滞在延長してしまおうか」と何度も思い悩んだのだが、結局ヒヨって滞在延長せず。
スモッグあふれるサンティアゴの町を名残惜しげに歩きながらバスターミナルへと向かい、なんだかショボい長距離バスに乗り込んで、この町を後にしたのだった。
いつの日か、あの魚介をまた・・・。

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