世界一周 かけあし夫婦旅行 - かけてこ

かけてこ ~世界一周かけあし夫婦旅行~

バックパック背負って世界に飛び出した夫婦の、かけあし世界一周の模様をつづったバックパッカー旅行記です ⇒サイト案内

2008年5月28日 の出来事

真っ白な世界(2) -ウユニ塩湖ツアー-

魚の島の頂上でじっくり朝日を眺めた後、斜面を下って車のところまで戻ると、その場で朝食となった。

車の後部スペースに置かれたホットケーキみたいなパンを温かいコーヒーと一緒に口の中へ流し込むと、ほどよい充実感に体が包まれていった。

今日は朝5時に起きたにもかかわらず全然眠くない。あれだけ素晴らしい朝日を眺めることができたのだから、それも当然なのかもね。

東の空にすっかり昇りきった太陽は、いつものように気持ち悪いぐらい激しい光を放ち、大地を激しく照りつけていた。

まだ朝8時前のはずだったが、あまりに強烈な日射具合に、なんだか昼飯をとってるような気分になりながら、皆でモグモグと朝飯をほおばったのだった。

朝食後、車に乗り込み塩湖の奥のほうへと進んでいく。

しばらくすると、車は見渡す限りの真っ白な世界へと突入していった。前後左右どこまでも真っ白な、本当に不思議な空間が目の前に広がっていく。

以前写真でこの塩湖を見たとき、「雪景色にも似てるな」と少し思ったのだが、実際その姿を目にしてみると、それは全く違った趣を持つ景色だということがハッキリわかった。

ここにあるのは、雪の持つ柔らかさや湿気とは無縁の、硬くそして乾いた世界だった。

ウユニ塩湖は文字通り塩の湖なわけだが、実際は塩分濃度がほとんど飽和状態で水も干上がっているため、その表面が結晶化した白い塩によってまんべんなく包み覆われている。

そしてその表面の塩は、亀の甲羅のような奇妙な形に凝り固まっており、まるでタイルを敷き詰めたようなヘンテコな景観をこの地にもたらしている。

「塩」というと家庭用のサラサラとした塩を思い浮かべてしまうが、この大地を覆う塩はそれとは異なり、なんだかものすごくゴツゴツしていた。

そんな真っ白な世界のど真ん中で、車はゆっくりと停車した。どうやら、ここで1時間ほど休憩のようだ。

もちろん車の中から勢いよく飛び出し、その真っ白な中へ走り出していく我々。

「すげー!!」と感嘆の声をあげつつ、皆でワイワイ騒ぎながら、お決まりの異空間写真を取りまくり!

この真っ白な世界では遠近感がつかみにくいため、合成写真みたいな不思議な写真を撮ることができるのだ。


というわけで、まずは踏まれそうになってる人。

缶ビールの上から突き落とそうとしてる図。

食べようとしてる嫁。

真っ白な世界は、動画だとこんな感じ。

ここには載せられないような悪ノリ写真も色々撮ったりしながら、真っ白な世界を十分に堪能した我々一行は、その後、塩湖の真ん中にある「元祖・塩のホテル」(昨日泊まった塩のホテルは二番煎じだったらしい)を訪れたりしながら、塩湖を車で駆け抜けていき、このツアーの終着点であるウユニの町へと向かって進んでいったのだった。

下の写真は、塩湖を離れた後に立ち寄った、町の近くの廃列車置き場、別名「列車の墓場」。

空気も列車もいい感じに乾いてました。

昼過ぎにウユニの町へ無事到着。

リャマ肉のステーキなどが並べられた少し豪華な昼飯を食べた後、ツアー会社のオフィス前で解散となった。

高山病にかかったりして色々大変なこともあったけど、でもとっても素晴らしい思い出ができたウユニ塩湖ツアーだった。この2泊3日の中で目にした、数々の感動的な景色は、生涯ずっと忘れることはないだろうと思う。

さて、ウユニの町。

塩の生産と観光業で成り立っているこの町は、想像通り、ほのぼのとした雰囲気のあふれるノドカな田舎町で、規模的にもチリのサン・ペドロ・デ・アタカマの町に毛が生えたぐらいな感じのひっそりとした町だった。

ただ、町を歩く人たちの姿は、チリとはかなり様変わりしていた。

当然だけど、通りを行き交うオッサン連中は、いかにも「ボリビア人です!」って感じの顔立ちをしていた。

僕が中のボリビア人像は、「顔を浅黒くさせたマラドーナ」というイメージだったのだが、まあその認識はそんなに見当違いではなかったようで、だいたいこの町で見かけるオッサンの80%ぐらいが、何かしらのマラドーナ臭を漂わせていた。

そしてオバちゃんたちもこれまた特徴的で、そのほとんどがいわゆる「インディヘナ」だった。

インディヘナというのは土着の人、つまりスペインに侵略される前からこの地に住んでいた先住民のことを意味する。

そういう意味では、あのマラドーナ的オッサン連中も大半がインディヘナに当たるのだろうが、オバちゃんたちはその格好があまりに独特なため、すぐに「インディヘナだ!」と判別することができるのだ。

頭の上にチョコンとのせた山高帽から三つ編みの髪を垂らし、上半身にはポンチョ、下半身にはツリガネ状のスカート、足には毛織りのレッグウォーマーと、まるで絵本の世界から飛び出してきたような超キャッチーなファッションに身を包んだその姿は、もう疑いようもなくインディヘナそのものなのだった。

そんな今まで見たこと無いような新鮮な光景を目の当たりにし、いよいよボリビアにやって来たんだという思いが、腹の底からこみ上げてきた。

そんなわけで、しみじみしみじみしながら、しばらくぶらぶらと町を散策。

途中、いくつかの商店に立ち寄り買い物した。

で、買い物をしてみて驚いたのが、その売ってるモノの値段の安さだった。

ボリビアは安い安いと元々聞いていたし、今日の宿代も安かったので期待はしていたのだが、期待を上回るほどの物価の低さだ。

しかも感覚的にはエチオピアとかと同じぐらい安いにもかかわらず、品質や品揃えはそれほど悪くない。エチオピアでは金の使い道がなかったが、ここでは金の使い道がかなりありそうだ。

もちろんチリに比べれば、品質や品揃えが半分ぐらいダウンしてる感じは否めないが、物価は3分の1から4分の1ぐらいまで下がっているので、それは全然没問題!

というわけで、ボリビアの雰囲気とその物価に、ものすごく魅せられてしまった我々夫婦。にこやかに笑顔をふりまきながら、楽しく町を散策したのでした。

が・・・、そんなボリビアの好感度をぶちこわすような事件が夜に起きてしまうのでありました。

まあそれは明日の嫁日記にて・・・。



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