2008年5月29日 の出来事 |
私、蹴られました -ウユニ→ポトシ-
予告どおりの嫁日記でございます!
しかし、昨日の夜は散々だった。。。
夕方までは楽しく散歩してたんだけど、夜になって飯を食おうと皆で入ったお店が本当にアンビリーバブルなほどに最悪だったのだ。
まず料理が出てくるのがすごく遅かった時点でイケてない店だなあと感じてたんだけど、飯を食べた後の会計時に、どうしても納得できないことがあって店側とバトルになったのだ。
納得できなかったのは、店側の請求額がメニュー上に記載されてた金額と違っていたこと。メニューには10ボリビアーノと書かれていた玉子料理が、15ボリビアーノとして請求されてきた。
つまり、完全なるボッタクリであります。
1ボリビアーノは15円弱だから、まあボッてきたのは100円もいかない金額なんだけど、でも納得できないことは納得できない!
すでにお金を払ってオツリをもらう段階でそのことに気づいたんだけど、これは明らかにオカシイということで、皆で「なんで高くなってるんだー!」と店側に文句を言ったのでした。
あー、まだ全然話しの途中だけど、書いてるうちに思い出してムカムカしてきた!!
というわけで、とりあえず料理の写真で熱冷まし。そのとき一緒に食べたチキン料理でございます。ちなみに、こいつは正しい値段で請求されてました。

しかし、そんな私たちの抗議をひらりとかわしながら、店員の娘は「値段が変わったのよ。最近これ5ボリビアーノ値上げしたの」とさらりと言ってのけたのだった。
それならそうと、なんでメニューに反映されてないんだよ!
もし15ボリビアーノって知ってたら注文してなかったよ!
などなど、こちらも負けじと文句を言いまくる。が、娘は全く悪びれる様子もなく「値上げしたんだから、しょうがないじゃん」みたいな表情を顔に浮かべて、私たちをシッシッと払いのけるのだった。
なんかやたらと偉そうだし、んんー、腹立つ・・・。
口論はそんな感じで平行線のまま続いたのだが、私の興奮のボルテージが最高潮に達してきた頃、奥のほうから店の主人がノシノシノシと現れた。
マラドーナをさらに2回りぐらい大きくした感じの、超ゴツいオッサンだった。
こんなビッグ・マラドーナが暴力で抵抗してきたらどうしよう、ボリビアは治安悪いって聞いてるし・・・、とか思ったけど、明らかに非があるのは店側だしここで引き下がるわけにはいかん、と気を引き締め直して、引き続き抗議!
店主は私たちを睨みつけながら「だから、値上げしたって言ってんじゃねーかよ、ボケー!!」と怒号を店中に響かせ(スペイン語は全然わからないのであくまで予想)、私たちの抗議を一切受け付けようとしなかった。
そして、厨房のほうから別のメニューを持ってきて、玉子料理の部分を指差しながら、「ほら15ボリビアーノって書かれてるだろ!」と誇らしげに私たちにその部分を見せつけてきたのだった。
けど、それは「15ボリビアーノ」と書かれたシールが強引に上から貼られているだけであり、他の客のテーブルに置かれてるメニューを確認してみても、そこにはシールは貼られておらず、「10ボリビアーノ」って金額しか書かれていなかった。
店側が勝手に値上げしたと思い込んでるのかもしれないけど、そんなの客用のメニューには反映されてないのだから、適用されるわけないじゃん!そんなのがまかり通るのなら、メニューに関係なく店側の言い値で全ての料理の金額が決まるってことじゃないの!
あー、ほんとムカつく!!!
というわけで、キーボードを壊しそうなぐらいに再びヒートアップしてきたので、またまた休憩写真。
今度はスープです。味は普通に美味しかったんだけどねえ。

お互い一歩も引き下がらず、10分ぐらいそんな感じで口論が続いていたんだけど、最終的に軍配が上がったのは私たちのほうだった。
機転を利かせたうちのダンナが、店の中にいた他の欧米人客をつかまえて、うちらの味方につけたのだ。
もちろんスペイン語も話せる彼ら、そして私たちが正しいということを理解してくれた彼らは、ベラベラと店主をまくしたて、見事に店主の手から5ボリビアーノを返還せしめたのでありました。
欧米人パワーすげー!やっぱり、困ったときは欧米人。
で、一件落着ってことで、店を後にしようとドアのほうへ向かったんだけど、そこでまた一悶着が・・・。
まあ細かい話は省略するけど、うちらの帰り際の態度が気に食わなかったらしく、怒りで顔を震わせながら店主がこちらに走り寄ってきたのだ!
「猪突猛進」という言葉があるけど、まさにそんな感じで、向こう見ずなイノシシのように、ビッグ・マラドーナはこちらに向かって、ものすごい勢いでズンズンズンと突進してきたのだ。
そして、まず標的になったのは、一番後ろにいたうちのダンナだった。
ドアを出ようとしていたダンナのボティーにオッサンの強烈なパンチ、そして下半身にマラドーナばりの激しいキックが入り、一瞬でフラフラ状態に。
ギャー、何やってんのよあのオッサン!!
しかし、そんな場面でも少し顔がニヤついていたうちのダンナ。あしたのジョー気取りでちょっとキモいんだけど・・・。
まあそれはそれである意味すごいなと思ったんだけど、でもこのまま1対1の状態にしといたら絶対ヤバイと直感的に思った。だって、あんなゴツいオッサンに勝てるわけないもん。
というわけで、ダンナの前に飛び出したワタクシ嫁。
「さすがに乙女に攻撃を加えることはないだろう」と思って、そういう行動に出たんだけど、・・・見事にその期待は裏切られたのだった。
店主のトーキックが、私めがけて飛んできたのだ!
「痛い!!」
ビッグ・マラドーナの足は、なんと乙女のデリケートなゾーンに向かって突き刺さったのでした。そうです、あの「マ」から始まる大事な部分をトーキックで蹴られたのです!
思わずゴーール!と言ってしまいそうな場面だけど、そんな余裕はもちろん無く、その場で倒れこむワタクシ。。。
もう痛くて痛くて、涙が目からあふれてきて、まるで子供のようにその場で泣き叫び始めてしまったのだった。
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まあその後は、泣きじゃくる私の周りにヤジウマがあふれてきてビッグ・マラドーナも退散、この件はこれにて終了という形になったのでありました。
ダンナになだめられながらなんとか宿へ戻ったんだけど、蹴られたところの痛みは収まらず、その後も泣きながら夜を過ごしたのでした。。。
しかしあのオッサン、女に蹴りを入れるとは、ほんとヒドイ奴だ!
もうこの件で、私の中のボリビアの印象が一気に最悪のどん底に突き抜けてしまったのは言うまでもありませんでした。

でもまあ、一晩寝たらだいぶ痛みが収まったようで、今日は朝から普通にピンピン動ける感じだった。今日はポトシの町へ移動予定だけど、なんとかなりそうだ。
昨日ちょっと体調悪そうにしていた先生も結構元気そう。
けど、マサ・DE・ポジョ氏がまたもや苦しそうにしていた。ツアーの1日目をホウフツとさせるようなグッタリグダグダ状態だ。
高山病がぶりかえしてきたのだろうか。調子に乗って昨日ウユニ塩湖ではしゃぐから・・・。
しかし彼は、私たちと共に今日移動すると言い張り、フラフラのヨロヨロ状態ながらも私たちについてきて、一緒にポトシ行きの黄色いバスに乗り込んだのだった。
体がどうなっても知らないよ・・・。

今回の移動は昼をまたぐため、バス内で食べる昼飯を買うため、出発前にうちのダンナがちょっとバスを離れたのだが、そのすきにダンナを置いてバスが出発してしまいそうになって、ちょっとあせった。
結局なんとかギリギリ間に合ってセーフだったんだけど、しかし結構危なかったわ、ほんと。
ダンナの話では、エンパナーダ屋のオバちゃんがオツリの計算ができずに、なかなかお金を返してくれなかったため、戻ってくるのに時間がかかってしまったのだそうだ。
しかし、オツリのトラブルが多いな、この国・・・。

バスは私たち5人を乗せ、ボリビアの大地をポトシへ向かって進んでいった。
しかし、道はやっぱりひどかった。
バスが走る道は一応あるんだけど、あいかわらずほとんどが砂ボコリの舞うボロボロ道。
「道の凹凸にあわせてバスが跳ねる」→「跳ねると窓が徐々に開いてくる」→「開いた窓から少しずつ砂ボコリが入ってくる」、という流れで窓際はすごくホコリっぽい状態に。
疲れてるので寝ようと思っても、ホコリっぽさで目が覚める、窓を閉めて寝る、バスが揺れる、窓が自然と開く、砂ボコリが入ってくる、目が覚める、という繰り返し。
気付くと、紺色のウィンドブレーカーも、黒いズボンも砂ボコリだらけで真っ白になってしまっていたのでした。あぁ~最悪。。。
しかも、バスにはトイレもついてないので、休憩時は、あのアフリカ大陸以来の集団野ション。近くでロバたちがこちらを見てますが、気にせず褐色の大地へ放尿であります。
ちなみに、インディヘナのオバちゃんたちは、あのフワフワのスカートをうまい具合に利用して、器用に股間を隠して野ションしていた。
うーん、なかなか頭が良いですね。あれだと、野グソしててもバレなそうだわ。
でも、景色は壮大で素晴らしかった。空も近くてとても青く美しい。
なおポトシの町は「人が住む都市としては世界最高地点である町」なのだそうだ。その標高は、なんと約4,000メートル!
まあそんな町へ向かってるのだから、この素晴らしい景色もちょこっと納得なのでありました。


夕方4時頃にバスはポトシに到着した。6時間ぐらいの移動だったけど、砂ボコリがひどくて今回はちょっと疲れた。
しかも、ここは標高4,000メートル。
体はだいぶ高地に慣れてきているとはいえ、心配は心配です。疲れがたまらないようユックリせねば。
心配と共に、バスの停留所からタクシーで町の中心部のほうへと移動し、宿へチェックイン。荷物を置いた後、ハアハアと息を切らせながら世界遺産の町並みを軽く歩き、夕飯を食べるため「ホンコン」という名前のチキン屋へ入った。
店名からわかるとおり、その店の主人は華僑だった。
昨晩のイザコザも、私たちがスペイン語をほとんど話せないというのが原因として少なからずあったと思うが、今日のこの店は中国語が通じるのでラクチンだった♪
特に問題なく、希望通りの料理がテーブルに並び、満足のいく飯を腹いっぱい食べることができたのでした。
テイクアウトもできたので、宿で休んでいたマサ・DE・ポジョ氏にも買ってってあげたら、美味しいと言って喜んでいた。
ポトシは町並みもキレイだし、夜も人通りが多くて楽しそうだし、昨日のことは忘れて、ここからボリビアの旅の仕切りなおしだね!

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