世界一周 かけあし夫婦旅行 - かけてこ

かけてこ ~世界一周かけあし夫婦旅行~

バックパック背負って世界に飛び出した夫婦の、かけあし世界一周の模様をつづったバックパッカー旅行記です ⇒サイト案内

2008年6月13日 の出来事

運がいい -ルレナバケ→ラパス-

昨日はゲド戦記に助けられた一日だったが、しかし今日もやはり空は灰色をした分厚い雲に覆われていて、昨日と同じく雨がしとしと降り続いていた。

一縷の望みを抱いて、窓口のオヤジから昨日指示された通り、朝8時前にTAM航空のオフィスへと向かう。

飛行機、乗れるかなあ・・・。

TAM航空のオフィスに行くと、窓口には昨日と同じオヤジが昨日と同じように突っ立っていた。

そしてオヤジは昨日と同じようにこう言い放ったのだった。


「10時半にまた来い」


あまりにオヤジが平然とそう言ってのけたので、思わず「はい」と答えてしまったが、しかし正直もう絶句したいぐらいの気分だった。

昨日と同じパターンじゃないか・・・。

後ろを振り返ると、嫁の表情にも曇りが見え始めていた。やばいやばい、こっちも昨日と同じパターンにはまってしまう。

とりあえず嫁の機嫌を壊さないようにせねばと思い、路上で販売していた美味しいパンケーキを2個嫁に買い与え、10時半まで時間をつぶした。


そしてパンケーキの余韻に浸っている嫁を宿に置いて、今度はひとりでTAM航空のオフィスへ向かった。

ここに来るのは一体これで何回目だろうと思いながら、窓口のオヤジにいつもと同じことを尋ねると、オヤジの口からは次のような言葉が返ってきたのだった。


「今日も飛ばないよ、アミーゴ。また明日だ」


って昨日から全く進歩してないじゃん。。あ~あ・・・。

しかしそこで悲しみに打ちひしがれているヒマはなかった。

この状況で宿に戻って嫁に報告すれば、嫁が修羅の形相で暴れ始めることは間違いなかった。今日はもうゲド戦記に頼ることもできないのだ。

オヤジの返答を受けてからその場で1分間ほど考え込んだ末、僕はある結論にいたり、その足である場所へと向かった。

それはバスターミナルだった。

もう飛行機はあきらめて、バスでラパスへ戻ろうと決心したのだった。

残念だがしょうがない。このまま飛行機を待っていたら、日が暮れるどころか週まで明けてしまいそうだ。

雨に打たれながらバスターミナルへ向かうと、考えることは皆同じなのだろうか、そのショボいバスターミナル内に異様にたくさんの人があふれていた。

もしかして満席かなあ・・・。

不安になりながらバス会社の窓口を訪ねると、ちょうどラパス行きのバスの席にキャンセルが出た直後だったようで、今日の便のチケットを購入することができた。

ラッキー!

まだまだ僕らの運も捨てたもんじゃないねえ。

アマゾンツアーで同じ班だった英国坊ちゃん2人も、僕らのすぐ後に今日のバスチケットを購入しに来た様子だったが、どのバスも満席で断られていた。

まあ、日頃の行いの違いってやつだね。ひひひ。

しかし・・・!!

嫁と一緒にバスに乗り込むと、なんと隣の席に、あの横暴な英国女軍団がどっしりと腰を下ろしていたのだった。

僕の中の「ピラニアに食べられてほしい人ランキング」の世界トップ3の連中と、また顔を合わせる羽目になってしまったのだった。

しかも、よりによって隣の席だなんて。。

しかし、もうお互いに嫌いあってるのだから「気まずい」という感じもほとんどなく、僕らのことを無視する彼女たちを僕らも同様に無視して、何事も無かったかのように静かに席についたのだった。

バスは定刻どおり11時半に出発。

が、行きのバスよりもボロくて狭く、しかもこの雨のせいで道はボロボロのため、かなり乗り心地は悪かった。

途中、トラックがヌカルミにはまって、険しい山道にもかかわらず異様な渋滞が発生していたりもした。

「本当にこの道ダルいよなあ・・・」

そんなことをボヤきながらやり過ごしていたのだが、外がだいぶ暗くなってきたぐらいの頃に、なにかミミズ的な虫が百匹ぐらいいるんじゃないかと思うような「ギュルギュルギュル」という異様な音が体の中を駆け巡り始めたのだった。

腹の様子が変だ・・・。

高度が上がって体調に影響が出てきたのかもしれないが、とにかくヤバい状況だということは確かだった。

当然のようにバスの車内にはトイレなどという近代的設備はついていないし、脇にバスが停まれるような道でもなかった。

インドケニアで2度、移動中のヤバい腹痛状況を乗り越えてきた僕だが、今回こそはもうダメかもしれない・・・。

気合いを入れて我慢していないと、尻の穴から色んなものが噴出してしまいそうな状況だったが、とにかく「がんばれオレ!」と心の中でひたすらひたすら祈り続けた。


・・・すると、


祈りが通じたのか、バスは集落らしきところにたどりつき、そこで休憩タイムに入ることとなった。

あ~、よかった、よかった。また命拾いした。

というわけでアフリカぶりの野グソ。

夜空を眺めながらボリビアの大地に脱糞すると、その瞬間にちょうど流れ星が見えて、「やっぱり今日は運がついてるなあ」としみじみ感じてしまったのだった。



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