世界一周 かけあし夫婦旅行 - かけてこ

かけてこ ~世界一周かけあし夫婦旅行~

バックパック背負って世界に飛び出した夫婦の、かけあし世界一周の模様をつづったバックパッカー旅行記です ⇒サイト案内

2008年6月19日 の出来事

インカの都の前祝い -クスコ-

早朝4時。まだまだ空が真っ暗な時間帯に、夜行バスはクスコのバスターミナルへと到着した。

バスがプーノの町を出発したのが昨日の夜9時半ぐらいだったから、6時間半ほど走っていたことになる。

基本的にどんなバスの中でもヨダレを垂らしながらスヤスヤと眠ることができる我々夫婦(特に嫁)だが、今回に限ってはあまり深く眠ることができなかった。

移動が6時間半という中途半端な長さだったせいもあるが、なにより車内の電灯が走行中ずっとつきっぱなしでまぶしかったというのが大きかった。

暖房もついてるし足も伸ばせるしトイレも付いてるしで、なかなか快適そうなバスなのに、この配慮の無さは非常に残念だった。それが南米っぽさと言ってしまえばそれまでなのかもしれないけど・・・。

ちなみに、このバスの乗客の中には僕らの知ってる人間がいた。

そう書くと、「久しぶりの再会をお互い喜び合った」みたいな文章が次に続きそうだが、実際はその全く逆だった。

というのも、その知ってる人間というのが、僕らが世界で最も会いたくない連中、あのルレナバケのアマゾンツアーで一緒だった超傲慢イギリス人女軍団だったからだ。

もう二度と会うことは無いだろうと思っていたのに、こんなところでまた再会してしまったのだ。旅人は旅路がカブることが多いとはいえ、なんたる偶然・・・。

まあ当然のようにお互い無視し合っていたので特に実害は無かったんだけど、なんともイヤ~な感じの車中だったのでありました。

といったわけで、体力的にも気分的にもビミョウな状況の中で到着したクスコ。

ここもやっぱり、首絞め、ツバかけ、ケチャップなど各種強盗多発タウンなので、とりあえず外が明るくなるまでの間、バスターミナル内のベンチに座って、仮眠をとったりしながらボンヤリと時間を過ごしたのだった。

昨日の日記にも書いたが、ここクスコはマチュピチュへ行く際の起点となる町として有名だ。

通常は、このクスコの町に一旦入らないと、観光客はマチュピチュまで行くことができない。というのも、マチュピチュの麓の村まで行くための唯一の公共交通機関である列車が、ここクスコから出ているためだ。

まあ、あくまで「通常は」の話なので他にもいくつか行き方はあるんだけど、でもほぼ100%に近い観光客たちが、マチュピチュに行く前にこのクスコに立ち寄っていることは確かだろうと思う。

しかしこのクスコはそれだけじゃなくって、歴史的・文化的な観点からして非常に重要な町でもある。

なんてったって、ここはインカ帝国の首都だった町なのだ!

あの悪名高きスペイン人征服者フランシスコ・ピサロに占領されるまでは、町中に黄金があふれかえり、ケチュア語で「へそ」を意味するこの町はまさに「宇宙の中心」として、その圧倒的な存在感を帝国内外に示していた。

現在はスペイン風のコロニアルな町並みが広がるこの町だが、インカ帝国時代に築かれた「カミソリの歯も通さない」と言われる堅牢な石組みは数百年たった今もしっかりと残っており、世界遺産の町として多くの観光客を魅了している。


ようやく空が明るくなってきた6時半頃、僕らはタクシーに乗って町のほうへと向かった。

で、宿にチェックインしてしばらく睡眠を取った後、丘の上にあるその宿の近くから町を見下ろしてみたら、赤屋根の美しい町並みが眼前一杯に広がってきて、そのあまりの壮観ぶりに「う~ん、クスコすごい」と思わず唸ってしまったのだった。

「あれっ、もうお祭り始まってるのかな?」

この町の中心部であるアルマス広場のほうに目をやると、ものすごくたくさんの人々があふれかえっていることに気が付いた。明らかに尋常じゃないあふれっぷりだった。

このクスコでは、年に一度盛大なお祭りが開かれる。

その名はインティライミ。

インカ帝国時代から行われていた伝統的な祭りであり(スペイン統治下は400年間ほど禁止されていたが1944年に復活)、太陽神に収穫を終えたことを感謝して翌年の豊作を祈願するという神聖な「太陽の祭り」である。

あのリオのカーニバルと並んで南米三大祭りのひとつと言われているほど大規模なお祭りなのだが、ちょうどこの時期に開かれるということで、僕らもそれをとても楽しみにしながらこのクスコまでやってきたのだった。

「たしか、お祭りの開催日は来週のはずだけど・・・」

そう訝りながら丘の上からアルマス広場へと下っていくと、果たしてそこには、日常とはかけ離れた異様な熱気が充満していた。

広場には大勢の人々がギュウギュウに詰めかけ、民族衣装のようなものを着た人たちや不思議な変装をした人たちが、仮装行列のような感じで広場の中や周辺を賑やかに練り歩いていた。

もうお祭りそのものって感じのパレード模様がそこには広がっていた。


近くにいた人が教えてくれたのだが、どうやらこれはインティライミの前祝いみたいなものらしく、祭りの当日までこんな感じのパレードがずっと続くのだそうだ。

祭りの開催日まで、まだあと5日ぐらいあるんだけど・・・。

まあ、それだけすごい祭りだということなのだろう。とりあえずインティライミ楽しみだ。

金太郎という名の日本食屋で、インカ丼という名の寿司丼(トゥルーチャの丼)を食べた後、今後の情報収集のためネットカフェへ。

情報を調べながら、「インティライミまではまだ時間があるので、明日から2~3日かけてマチュピチュまで行ってこようかな」などと考えたりもしたが、やっぱりこの前祝いの盛り上がりっぷりを楽しみながら祭りを迎えるってほうがいいだろうという最終結論に至り、マチュピチュはインティライミが終わった後に回すこととなった。

クスコは町並みもきれいだし、町の雰囲気もいい感じだし、まあしばらくいても全然飽きなさそうなのでいいんじゃないでしょうか。

相変わらず高地でしかも坂が多いので、歩き回るのは結構しんどそうだけどね・・・。

まあとりあえず、祭りの日までしばらくの間、ここクスコでゆっくりできそうです。



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