世界一周 かけあし夫婦旅行 - かけてこ

かけてこ ~世界一周かけあし夫婦旅行~

バックパック背負って世界に飛び出した夫婦の、かけあし世界一周の模様をつづったバックパッカー旅行記です ⇒サイト案内

2008年6月24日 の出来事

インカの都のインティライミ -クスコ-

さて、本日はインティライミの開催日。

すでに数日前から盛り上がりまくってるクスコの町だけど、はたして今日はどんな感じになるのやら。

とりあえずちょっと早起きして、マサとカナちゃんと一緒に太陽の神殿のほうへと向かった。

インカ帝国の時代から、この日は絶対的な存在である太陽神への感謝と祈願を表現する日であった。

インカ皇帝はこの日のために7日間断食し、自らが祭司となってセレモニーを執り行っていたと言われている。

現代版のインティライミは、そのインカ帝国時代のセレモニーの様子を、当時と同じ場所で同じ衣装を身にまとい再現するという、言ってみれば屋外ミュージカルのような感じなのだそうだ。

3部構成になっているのだが、その第1部が朝9時から開催されるということで、僕らはちょうどその開始時間に合わせて、会場である太陽の神殿へと向かったのだった。

が・・・

会場に行ってみて、ものすごくビックリした。

もうありえないぐらい人があふれまくっていて、会場が人、人、人で埋め尽くされていたのだ!

ん~、この観客の動員ぶりはほんとすごい。すでにメインステージである第3部の会場で場所取りをしてる人たちもいるみたいだし、一体どれぐらいの人たちが今このクスコの町に集まっているのだろうか。

さすがは南米三大祭りのひとつだ。

でも、人が多すぎて全くセレモニーの様子が見えなかった・・・。

4人で肩車をやったり騎馬戦の馬みたいになったりしながら太陽の神殿のほうに目をやったんだけど、それでもギリギリ見えるかどうかという感じで、「インカ風の衣装を着た人たちが、踊ったり楽器を鳴らしたりしてるっぽいなあ」ってぐらいしかわからなかった。

まあ、別にセレモニーの詳細を見学したいってわけじゃないので、この雰囲気が味わえればそれで十分なんだけどね。

とりあえず人ゴミに疲れたので、30分ほどでその場を離れ、休憩するため中央市場へと向かった。

あれだけ太陽の神殿のあたりに人がたくさんあふれていたにもかかわらず、中央市場にも人がたくさんいて驚いたが(ここにいる人たちはインティライミに興味がない!?)、まあとりあえずお腹も空いてきたので、中央市場の屋台コーナーで食事をとることにした。

今日食べたのはセビッチェ。

セビッチェとは、生の魚介類にレモン汁をたらし、野菜や海草などを加えてマリネ風にしたペルーの名物料理だ。

魚好きな日本人の舌にも合うと評判のこのセビッチェだが、評判通りとっても美味しくって、クセになりそうな感じの酸っぱウマさだった。

このアンデスの高地で生モノを食べるということに対して若干抵抗を感じたけど、まあ他の人も普通に食べてるし腹を壊すことはないだろうと思い、ガツガツとそのセビッチェを口の中へと運んだのだった。

ん~、ウマかった!

しかし・・・

中央市場を離れ、第2部を見るため会場であるアルマス広場へと向かっていたら、その途中でマサのテンションが異様に低いことにふと気がついた。

さっきまで、かなりのハイテンションではしゃいでいたのに・・・。

聞いてみると、さっきのセビッチェが当たったらしく腹がちょっと痛くなってきたとのこと。他のみんなは全然平気なんだけどねえ。

ウユニのときもそうだったけど、どうも彼はテンションが上がり過ぎるとリミッターのようなものが作動して、急激にテンションが落ちるような体の仕組みになっているようだ。

アルマス広場での第2部ももう終わっちゃったみたいだし、とりあえず急いで何かやろうとしていたわけでもなかったので、マサの様子を見ながら適当にそこらへんで時間つぶしすることにした。

時間つぶし中、赤いインカの衣装を身にまとったすごく可愛らしい女の子が近寄ってきたので、マサ以外の3人で一緒に楽しくじゃれ合った。

ペルーの子どもたちは全般的に愛嬌があってチャーミングなのだが、この少女は特に人懐っこくて可愛らしかった。

きっと将来ベッピンさんになるぞ、この娘は。

その後、紆余曲折を経てマサの腹痛も治り、ボッタクリのタクシーと争ったりしながら、なんとか第3部が始まる前に会場であるサクサイワマンへ到着することができた。

クライマックスである第3部。

インティライミの盛り上がりが最高潮に達するのがこの第3部とあって、会場はやっぱりものすごい人だかりだった。

入口には、人があふれているだけではなく屋台とかもたくさん出ていて、熱気やら煙やらで、さながら野外フェスみたいな雰囲気が漂っていた。

サクサイワマンは、クスコの町を見下ろす北の丘の上に建造された石組みの見事な遺跡だ。スペイン人たちに破壊され、現在は基底部のみが残る状態だが、祭りのクライマックスを迎えるにはうってつけの、スケールのデカさを誇る遺跡であることは間違いなかった。

ちなみに、スペイン人からクスコの町を奪還するために、あのインカ帝国最後の皇帝であるマンコ2世が拠点として使っていたのもここサクサイワマンであります。

黒山の人だかりをかき分けながら、そんなマンコ2世の砦を奥へ奥へと進んでいくと、さらにウジャウジャと人があふれまくっているエリアにたどりついた。

どうやらここが第3部の観覧場所らしい。

そこは遺跡の下の広場を囲む斜面のような場所だった。まあ野球場で例えるとフェンスが異様に高いサード側スタンドのような場所なのだが、セレモニーが行われる広場の奥部までは数百メートル離れており、第1部以上にセレモニーの様子をはっきり眺めることはできなさそうだった。

お金を払ってチケットを買えば、運動会を見に来た父兄のごとく、舞台のすぐ近くで椅子に座ってセレモニーの様子を観覧することができるのだが、高いし入手困難だしということで僕らはチケットを買っていなかったため、この遠方の斜面に陣取るしかなかった。

ほどなくしてセレモニーが始まった。

が、出演者たちの姿は米粒大ぐらいにしか見えなかった。その米粒がピクピクと動いているのはわかるけど、しかしあまりに遠すぎて何が何だかよくわからない。。

昔、僕の友人が、「東京タワーの展望台から下を眺めたら、芝公園で青姦やってるカップルの姿が見えた」とウソみたいなことを言っていたが、その友人の言っていたことが今ならちょっとわかるような気がした。

ちなみにその友人はその話題の最後に「もっと近くで見たかった・・・」と悔しそうにコメントを付け加えていたが、マンコ2世の砦でピクピク動く米粒のようなものを眺めながら、僕も全く同じ気持ちになったのだった。

しかし悲しいかな、僕らの前方には「ここから先へは行かせねえぞ!」って感じの表情をした警察が何人も立っており、ロープまで張られて厳しい入場規制がなされていた。

早めに場所取りをしてた人たちは、そのロープの向こう側で観覧しているようなのだが(当然、そっちのほうが近くで見ることができる)、後からやってきた僕らはそのロープに阻まれて、眺めの悪いこの場にとどまるしか術がない状況だった。

まあ斜面で危ないので、規制するのは当たり前と言えば当たり前なんだけどね・・・。

しかし、ここで驚くべき事態が発生した!

なんと、前のほうへ進みたい群衆たちが一丸となって雪崩のように押し寄せ、「バモース!」という叫び声と共に、ついには警察とロープを振り切り、前方へと突き進んでいったのだった。

いやあ、すごい迫力だった。ペルー人ってやっぱすごい・・・。


僕らもそれに便乗して前方へと進んだのだが、おかげさまでセレモニーの様子をまあまあちゃんと見れるようになった。

米粒も大豆ぐらいに膨らんでよく観察できたし、よかったよかった。

そんな感じで第3部も終了。

セレモニーはなんとなく学芸会チックな雰囲気も漂っていたが、インティライミ自体はとっても楽しくて、全体を通じてすごくテンションを高くさせてくれるお祭りだったと思う。

うん、満足、満足。

というわけで、ここ数日のゆったりした日々から抜け出して、明日からは再びかけあしの毎日に戻る予定。

とりあえず次はマチュピチュだ!



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