2008年7月 1日 の出来事 |
分厚い雲と久しぶりの骨 -リマ-
本日はリマ観光。ちょっと早起きして朝から町へと繰り出した。
ペルーの首都であり、南米を代表する大都市でもあるここリマ。
この町が歴史の表舞台に登場し始めたのは、16世紀前半、インカ帝国を滅ぼしたフランシスコ・ピサロがこの地を都に制定してからであった。
以来、この町はスペインによる南米植民地支配の拠点となっていった。
マヨール広場を中心に、スペインの首都マドリッドのごとく格子状の道路が巡らされ、壮麗な聖堂や豪勢な邸宅が次々と建造されていった。
ヨーロッパと南米をつなぐ物流の要所としても大きな役割を担い、あのポトシの鉱山で採掘された銀も、この町を経由してヨーロッパへ輸出されていったと言われている。

17世紀以降、何度かの大地震によってこの町の多くの建造物が崩壊したそうだが、その都度、植民地支配によって得られた巨万の富によって大規模な修復が施され、現在に至るまでその優美な町並みを残し続けている。
というわけで、スペイン植民地時代の栄華を伝える世界遺産の町リマ!って感じなのだが、しかし僕らの目にはこの町はそこまで魅力的には映らなかった・・・。
町並みは綺麗と言えば綺麗なのだが、本場スペインの町並みに比べるとやはり見劣りするし、かといってこれまでペルーで見てきたチチカカ湖やクスコ、マチュピチュなどと比較してインパクトがあるかと言えば、そんなわけでも全くなかった。
車も人も多くて都会なのはわかるけど、なんか地味というかパンチが利いてないというか・・・。
まあしかし、この町を包み込む分厚い雲が、僕らにそんな気持ちを抱かせる大きな原因となっているのもたしかだった。
太陽の光を一日中シャットダウンしてしまうほどの雲が空を覆い尽くしており、ものすごく町中がドンヨ~リしていて、あの冬のヨーロッパを思わせるような暗さと寂しさが町にあふれているのだ。
聞くところによると、今の季節はずっとこんな感じらしい。
しかもこの地域の年間降水量はわずか20mm程度ということで、ザーザー雨が降るわけでもなく、ただひたすら灰色の雲が町を包み続けるのだそうだ。
ん~、時期が悪かったのかなあ・・・。

でもそんなことを嘆いていてもしょうがないので、とりあえず名所っぽいところをいくつか訪問。
マヨール広場近辺をウロチョロと歩き回って有名な建物を観察したり、100年もの歳月をかけて建てられたと言われるリマ最古の教会、サンフランシスコ教会の中を見学したりした。
まあ、それなりに楽しかったです。
特にサンフランシスコ教会の中の地下墓地カタコンベは、大量の人骨(2万5千体以上!)があふれてて、ちょっと不謹慎だけど、なかなか見応えがあって面白かった。
中1ぐらいの頃、ネギを食べ過ぎて地獄に落ちるという意味不明の夢を見たことがあるのだが、あんなに大量の人骨を見たのはそれ以来久しぶりのことだった。そういう意味ではちょっと懐かしかったです。
あと余談だけど、僕らが見学を終えて教会の外へ出た時、何十人もの小学生が列をなして入口に並んでいるのが目に入った。
おそらく社会科見学とかでやってきたのだろうと思うのだが、あの後、子供たちは教会の中に入ってあの人骨の山を見学したのだろうか。
僕らのようにホネホネロックを聴きながら幼少期を過ごした日本人ならまだしも、何の免疫も無い小学生たちにあの骨まみれの光景はちょっと強烈すぎるんじゃないだろうか・・・。
まあ、ちょっと考えすぎかな。

といった感じで、リマ観光終了。
当然のように、今日もまた中華街に行って美味しい中華料理を食べまくり、帰りにプリンまで食べて、腹いっぱい幸せ気分で宿へと戻ったのだった。
正味2日間のリマ滞在だったけど、美味しい飯が食えたというのが一番良かったかなって感じです。まあこれぐらいだったら、日本でも普通に食えるけどね。
ちなみに明日は飛行機に乗ってエクアドルの首都キトへと向かう予定。
エクアドルでも美味しい飯にありつけることを願うばかりです。

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