2008年7月 4日 の出来事 |
赤道のエクアドル -キト-
スペイン語で赤道のことをEcuadorという。
そう、ここエクアドルは、あの緯度0度線が国土の中をピーンと通っている、文字通り「赤道の国」なのだ。
それにしても超ストレートな名前だ。
千葉にあるくせに「東京」と頭に付けてるどこかの王国や、「銀座」とかを頭に付けたがる地方の商店街に比べると大違い。あまりの直球ぶりに、潔さと男っぷりまで感じてしまう。
赤道を通ってるからエクアドルって、これ以上に硬派なネーミングが他にあるだろうか。
ちなみに西アフリカには「赤道ギニア」という、これまた直球ど真ん中っぽい名前をした国が存在する。が、実はこの赤道ギニアの国内を赤道は通っていないとのこと。
しかしまあ、これはこれで男前に感じてしまうから世の中は不思議なものです。

さて、そんなエクアドルにやってきたのだから「せっかくなので赤道を見に行こう!」ということで、今日は赤道を訪れることにした。どうせガラパゴス行きは明日なので、今日はヒマなのだ。
ってことで、バスに乗って「Mitad del Mundo」という場所へと向かった。そこは赤道記念碑なるものが建つキト界隈では有数の観光名所らしい。
ちなみに、そのなんちゃらムンドってのはスペイン語で「世界の真ん中」って意味らしい。これまたなんともストレート・・・。
バスに乗って1時間ほど揺られていると、そのなんちゃらムンドに到着した。他の観光客とともにバスを降りて前方を眺める。
と、大きな記念碑の姿が目に入ってきた。
結構気合い入れて作ったんだなってことがわかる、そんな立派な記念碑だった。うーん、さすがは世界の真ん中。

がしかし、僕らはその世界の真ん中たる記念碑の前で、はしゃいだり、とび跳ねたり、寝転がってみたり、愛を叫んでみたりすることなく、そのありがたそうな形をした記念碑の姿をやや冷めた目をして眺めていた。
・・・なぜなら、
ここは赤道ではないからだ!
実は本当の赤道は、ここから200メートルほど離れた場所にビヨーンと伸びているのだ。つまりここは「世界の真ん中」ではなく、「世界の真ん中からちょっとズレてる場所」なのである。
どうもこの記念碑が建てられた後にそのズレてる事実が判明したらしく、金かけて作った記念碑を壊したり移動したりするわけにもいかんので、そのままここを赤道記念碑として運営しているみたいだ。
しかもそんなことは全く気にせず、「ここが世界の真ん中です!」って感じで敷地内に赤道っぽいラインをビヨーンと引き、堂々と入場料まで取っているこの赤道記念碑。その姿に男っぷりをビシビシと感じてしまった。
まさに赤道ギニア的かっこよさです。
ということで、僕らはすぐにそこを離れ、200メートルほど離れたところにある本当の世界の真ん中へ向かって歩いていったのだった。

その本当の世界の真ん中には、赤道博物館なる施設が存在していた。
博物館というか野外ミュージアムみたいなところなのだが、さっきの記念碑とは違い、入口付近には、なんとなく寂しい雰囲気が漂っていた。
本当にこの中を赤道が走っているのだろうか・・・。
が、不安になりながら中へと入ると、そこにはバッチリ赤道らしきラインが引かれており、緯度0度を表す立て看板が掲げられていた。
しかも、赤道記念碑に対して嫌味を放つかのように、看板には「GPSでちゃんと測りました」とまで書かれていたのだった。
そこらへんはなんかちょっと男っぽくないけど、まあでもここが赤道ってことで間違いないみたいです。

その後、博物館内で赤道実験。
南半球と北半球とで渦の回り方が異なる実験や、タマゴ立て実験、力が入らない実験などなど、なかなか面白いひと時を過ごすことができた。とともに、赤道の不思議さをまざまざと感じることができたのでありました。
同じ場所で同様の実験をした人たちのYouTube動画を見つけたので以下に貼っときます。
まあ、だいたいこんな感じでした。
あとこの博物館の中には、なぜか干し首(首狩り族が作った実物)が飾ってあったり、吹き矢体験ゾーンがあったりした。赤道と関係あるのかな・・・。
よくわからんけど、でも楽しかったのは楽しかったので、ここまでやってきてよかったなと純粋にそう思った。赤道記念スタンプもパスポートに押せたしね。
というわけで、エクアドルで赤道を訪れる人は、記念碑のところにあるニセモノの赤道だけで満足して帰ってしまわないようにご注意を!

今日はその後、郵便局でハガキを送ったり、またまた玉面館に行って中華料理を食べまくったりして、一日終了。
明日はガラパゴスへと向かいます。
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