2008年7月13日 の出来事 |
イミグレ疲れ -キト→マイアミ-
南米の旅も今日でラスト。
思えばリオデジャネイロの地に降り立ってから約2カ月半、ブラジル、アルゼンチン、パラグアイ、チリ、ボリビア、ペルー、エクアドルと、なんとも味わい深い7カ国をふらりふらりと旅してきたわけだけど、今日でそんな南米編も最後であります。
でも今回は、アフリカ最終日に感じたような「これで終わりか・・・」的な寂しさや名残惜しさはほとんど感じなかった。
というのも、まだこの先、中米の旅が残っているからだ。
ここエクアドルを発った後、アメリカのマイアミを経由してメキシコへと入り、それから中米を1カ月ちょっとウロチョロするつもりだ。
僕らの中では便宜上「北中米」と「南米」を別エリアとして区切っているのだが、南北アメリカ大陸は、歴史的・民族的・文化的に見て、アングロアメリカ「北米」と、ラテンアメリカ「中米+南米=中南米」という括りでとらえるのが一般的であり自然だ。
外務省のホームページとか見ても、そういう風に分かれてるみたいだし。
であるからして、つまりこの先の1カ月ちょっとはまだまだ南米の旅の延長と捉えることもできるわけで、自分ながらに今回、青臭いセンチメンタリズムに陥らないのは、たぶんそういった理由のためなのだろうなと勝手に思ったわけでありました。
まあ、今後もウノ・ドス・トレスなスペイン語圏がしばらく続くってことです。

今日は夜の飛行機でマイアミへ向かう予定だ。
というわけでそれまでヒマなので、朝食を軽く済ませた後、外へ出てみた。
・・・が、
今日は日曜日ということで、人通りも超まばら、開いてる店もほとんど無く、「シーン」という音がしそうなぐらいに静まり返った光景がそこには広がっていた。
あまりにも静かすぎる・・・。
今日は電気屋に行ってパソコンのアダプタを修理してもらおうかなと考えていたのだが、それは正月に口座を作りに銀行の窓口に行くのと同じぐらい無意味なことだと察し、当然のように断念した。
しかし、静かな日曜日なんて日本じゃありえないよなあ。まあいいけど・・・。

結局、今日もインターネットやって適当に時間をつぶし、まだ早かったけど夕方ぐらいに宿を出て、空港へと向かったのだった。
でも、早めに出て正解だった。
意外にも出国手続きに時間がかかり、搭乗時間ギリギリまでかかってしまったのだ。
別に入国じゃなくて出国なんだから、イミグレの係官も、テキトーにやっつけ仕事で済ませてくれればいいものを・・・。
まあでも無事に乗れたのでよかった。
今回乗ったのはLANエクアドル航空の飛行機。
前回乗ったLANペルーに比べるとかなり設備も新しくって快適で、おまけに飯も美味かった。同じLANでも大違いだ。
エクアドルはやっぱり良いね。
ってことで、座席についてる液晶画面でゆったりと映画を観ながら、かなり満足度の高いフライトを楽しんだのだった。

夜11時ごろに飛行機はマイアミへと到着した。
嫁は2回目のようだが、僕にとっては初めてのアメリカ上陸。まあ特に感慨はないけど、飛行機を降りた瞬間、何となくちょっと大人の階段を上ったような気分がした。
なんといっても、色んな意味で世界一の大国にやってきたわけですから。
2日後にすぐにメキシコへ向かうので、今回は前哨戦という感じだけど、どんな世界一っぷりを見せつけてくれるのか少し楽しみだ。
まずは入国手続き。
すでに時計の針は夜11時ということで、早く手続きを終わらせてマイアミの町に出たかったのだが、そんな事情はお構い無しに、イミグレ前にできた長蛇の列は遅々として進まなかった。
しかしホントに進まない・・・。
アフリカの奥地のネット回線ぐらいに進みが遅い。
9.11のテロ以降、アメリカの入国審査は厳しくなったとは聞いていたが、こんなに時間がかかるとは。。
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1時間ぐらいイミグレ前で待ちぼうけ状態が続いたあたりで、新たな集団が100名ほどそこに現れた。
どうやら彼らは今さっき到着したばかりのようで、これから入国手続きに入ろうとしているようだった。そして、その大半がアメリカ人みたいで、「アメリカ人専用」と書かれたイミグレの前に並んでいた。
当然、自国に戻ってきたということで彼らは入国審査が簡単なのだろう、我々「外国人専用」のイミグレとは異なり、そちらの列はかなりサクサクと前へ進んでいた。あー、うらやましい。
・・・が、ここでありえない事態が。
なんと列を整理していたイミグレ係官の指示で、その新たに現れたアメリカ人集団が、うちらの列の前に横入りしてきたのだ。
つまり、「外国人専用」のイミグレの最前列にアメリカ人たちが大量に割り込んできたのだ。
ただでさえサクサク進む「アメリカ人専用」イミグレを有しているにも関わらず、彼らアメリカ人は「外国人専用」のイミグレまで乗っ取ってしまったのだった。
係官の「外国人は後回し。まずアメリカ人を最優先で入国させなさい」という明確な意思が、そこにはありありと感じられた。
まさにレディ・ファーストならぬ、メリケン・ファースト。
しょうがないので、その場で座り込んでパソコンを始めることにした。もうノンビリ待つしかないからね。
あー、これが世界一の国の洗礼か・・・。

結局3時間ほどイミグレで待たされ、ゲートを抜けてアメリカに入国できたのは、深夜2時を過ぎた頃だった。
当然、空港の外は漆黒の闇。
イミグレ疲れで、もうダルくて眠くて何も考える気力が起きなかったので、嫁と協議の上、とりあえずその場で寝ることにした。
「明日はマイアミビーチで日光浴しながらゆっくり昼寝しよう・・・」
そんなささやかな野望を抱きながら、空港内のベンチに体を預け、ため息まじりで眠りの世界に入っていった我々夫婦だったのでありました。

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