世界一周 かけあし夫婦旅行 - かけてこ

かけてこ ~世界一周かけあし夫婦旅行~

バックパック背負って世界に飛び出した夫婦の、かけあし世界一周の模様をつづったバックパッカー旅行記です ⇒サイト案内

2008年7月19日 の出来事

カラフルな一日 -メキシコシティ-

昨晩は遅くまで映画を観ていたにもかかわらず、今日はかなり朝早くに目が覚めた。

いつも朝は苦手なのに、今日は朝からすごく調子が良い。不思議なぐらいに元気がみなぎっている。

さすがはピラミッドパワー。

けど、嫁は今日も相変わらずグッタリ状態・・・。だいぶ回復してきたとはいえ、活発に外を出歩くにはまだまだ辛い状況みたいだ。

そんなわけで、またまたひとりで町を散策。

今日は全般的にカラフルなところを見て回ったので、写真や動画を多めにお送りしようと思います!


まず訪れたのは、静かな並木道に面した鮮やかなピンクの壁の建物。

この建物は、20世紀を代表する建築家、ルイス・バラガン設計によるヒラルディ邸。

僕は建築に関して造詣が深くないのであまり知らないんだけど、ルイス・バラガンは「静かなる革命家」とも呼ばれた天才建築家。Wikipediaによると、「彼の建築は内部空間の使い方や庭園に特色があり、伝統とモダニズム建築を融合させたそのスタイルは、他の建築家たちにも影響を及ぼした」とのこと。

で、このヒラルディ邸はバラガン最後の作品ってことで、すごく有名。シャープのAQUOSのCMにも登場したことがあるそうだ。

でも実際は、名前の通り普通の民家。

バルセロナで見学したガウディのカサ・バトリョみたいに、建物の中には普通に人が暮らしているみたいだ。

そのため内部を見学したい場合は、「ピンポーン♪」って感じで呼び鈴を鳴らして中の住人を呼び出し、「見学させてください」とお願いする必要がある。入場料を支払うと、住人が内部へ招き入れてくれるらしいのだ。

だけど、僕が訪問したときは住人は留守だったのか、呼び鈴に全く反応が無かった。

というわけで、ピンクの壁の向こうには行けず。。

うーん、あの神秘的な赤と青のプールのあるダイニングを見たかったんだけどなあ・・・。残念。

ちなみにヒラルディ邸の内部は3D化すると、↓こんな感じみたいです。

では次へ。

今度は先ほどとは打って変わって、地味な外観のこの建物。

なんと、これもルイス・バラガンの建築物!

しかも彼が後半生を過ごした自宅兼仕事場であります。

外観はちょっと控え目だけど、三階建てのコンクリートの内部には、光と色にあふれた独特のバラガン的空間が広がっているとのこと。

ちなみにこちら、世界遺産。

以前、旅先で会った人に「ぜひバラガン邸の内部を見学したほうがいい。きっと自分の中の建築観が変わるよ」と言われたことがある。

バラガン邸はその人にとっての金字塔だったようで、彼はものすごく熱心に口角泡を飛ばしながらその素晴らしさを力説してくれた。

その熱っぽさは、ドラクエⅣが発売された次の日に「やっぱドラクエおもしれー。オレ、もうトルネコの章まで進んだばい」と、まるで取りつかれたようにクマができた目で熱く語っていた僕の小学校のクラスメートH君を彷彿とさせるほどだった。

それほどまで絶賛される建物ならばぜひ内部も見学せねば!ということで今回訪れたこのバラガン邸。

しかし・・・

内部見学するには電話とかで事前に予約をする必要があったようで、もちろん予約などしてない僕は扉の奥に入ることができなかったのだった。

      :

「予約無しで買えるわけないだろ、人生そんなに甘くないよ」

1990年2月某日。寒空の下、小5の僕は店のオヤジにそんな言葉をかけられながら、ファミコン屋の前で立ち尽くしていた。

そう、ドラクエⅣの発売日、予約無しで買い求めに行った僕は、見事にファミコン屋のオヤジから冷酷な門前払いをくらっていたのだった(だからH君のトルネコの話が実はとてもうらやましかった)。

そのときに知った人生の厳しさ、そして予約の大切さ・・・。

しかしその教訓は、20年近くたった今日においてもまったく活かされていなかった。このメキシコの地で、僕はまた同じような過ちを犯し、扉の前で立ち尽くしていたのだった。

こんなときにアバカムが使えれば・・・、とまでは思わなかったけど、あらためて予約の大切さを思い知った、そんなバラガン邸だったのでありました。

世界遺産の番組で紹介されたときの冒頭部分がニコニコ動画にアップされてるみたいなので、興味のある方はどうぞ↓

しかし、2~3日でいいから住んでみたいな、こういうところに。


さて、続いては意味不明な黒服軍団。

100人ぐらいウォルマートの近くでたむろってました。

一瞬、週末の明治神宮前かと思ったけど、とりあえず意味不明だったし、黒服に関わるとロクなことが無いので、無視して通過。はい、さようなら。

黒服軍団にバイバイした後は、地下鉄とバスを乗り継いで、中心部からちょっと離れた場所にあるソチミルコ地区へと向かった。

メキシコシティは、今の姿からはとても想像できないが、かつては緑の野山に囲まれた大きな湖、テスココ湖に浮かぶ壮麗な湖上都市だったそうだ。

しかし16世紀前半、スペイン人侵略者たちによって湖は見事なまでに埋め立てられ、「テノチティトラン」と呼ばれていたその湖上都市は姿を消した。かわりにスペイン風の町並みが広がる現在のメキシコシティが形作られたのだった。

現在のメキシコシティには、テノチティトランの頃、アステカ時代の名残はほとんど見当たらないが、ここソチミルコには、その頃の面影が辛うじて残されている。

この地区には水の都の象徴である、巨大な水路群が広がっているのだ。

世界遺産ということもあって結構な観光名所になっているようで、週末ともなると観光客があふれ、その水路を小舟に乗って周遊したりしているそうだ。

というわけで、ソチミルコでバスを降りた僕は、路上の看板などを眺めながら、水路が広がってそうな方角に向かって足を進めていったのだった。

んで、20分ほど歩き続けてようやく水路に遭遇。

「水路」というと蘇州とかベネチアみたいに、詩とか絵画とかが似合いそうな、ちょっとアーティスティックで落ち着いた雰囲気のものを想像しそうだけど、ソチミルコの水路はそれらとは様子がかなり異なっていた。

ド派手な舟がたくさん並んでて、なんだかとっても陽気な雰囲気があふれていた。

この独特のデコレーションが施されたトラヒネラと呼ばれる舟は、舟乗りが竿を水路の底にさして、前後に進んだり方向を変えたりする人力船だ。

そういう意味では柳川下りと通ずる面もあるけど、その風情は見ての通りだいぶ異なる。

舟の外観だけでなく、水路全体にメキシコ的な賑やかさがあふれていて、周遊していると花屋の舟やタコス屋の舟などが近付いてきて商売をはじめたり、マリアッチ楽団がやってきて舟の上で楽しげな音楽を演奏しはじめたりするのだそうだ。

とにかく楽しげ。

けど、そんなことを書きながらも、結局僕は乗りませんでした、舟。というか、料金が高すぎて乗れず。。

貸切になっちゃうので、ひとりだと高くついちゃうんだよねえ・・・。

でもまあ、雰囲気だけでも楽しめたってことで満足。ソチミルコの観光もこれで終了~。

というわけで、本日の成績。

・ヒラルディ邸 → 入れず
・バラガン邸  → 入れず
・黒服軍団   → 逃げた
・ソチミルコ  → 舟乗らず

この結果だけ見ると、「1日何やってたの?」って感じだけど、意外と今日は満足のいく一日だった。なんだか充実していた。

建物の中に入らなくても、町の中にたくさん色彩があふれていたし、町行く人たちの様子も活気があって楽しげだった。

「タコス」、「遺跡」、「スペイン風」などといったキーワードとは異なるメキシコの魅力を、今日は単に歩いているだけで味わうことができたような気がする。


宿に戻ると、嫁が元気にピンピンしていた。今日一日寝てたら全快したようだ。

そして、「メキシコシティ飽きたから、早く次の町行こうよ」と言ってきた。

たぶん部屋の中にずっといて飽きたってことと、この町自体に飽きたってことがごっちゃになってるんじゃないかなと思ったけど、経験上「病み上がりの嫁は逆らうと危険」なので、素直に同意し、明日この町を出ることにした。

次なる目的地は、チョコレートとチーズで有名な町オアハカ。

とりあえず、またメキシコの新しい魅力を発見できそうで楽しみです。



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comments

どうも初めまして。
旅々バックパッカーウェブリングについ最近登録して、そこ経由でこのページにたどりつきました。

402日間かけての世界一周旅行すごいですね。
しかも夫婦で!!
ボクもボクも世界一周をしてみたいです。
世界一周は難しいですが、自分もちょこっとづつ旅をしています。

よろしければ私のサイトも見てください。

旅人の書~バックパッカー虎の巻(旅の目次)
http://tiggel.seesaa.net/article/158259185.html

タイと韓国の旅行記は結構面白くかけていると思います。

あとトラックバックを打たせて頂きました。
御迷惑なようでしたら削除をお願いします。

  • Tiggel
  • 2010年8月15日 22:21




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