パスポートの増補2008.4.20  written by 夫

「パスポートの増補」という言葉を聞いた事があるだろうか?


たぶん、相当旅行好きな人か、世界中を駆け回るビジネスマンとかでないと聞き慣れない話だと思うが、実は日本のパスポートは、増補、つまりページを増やすことができるのだ。

発行時は48ページある日本のパスポートだが、外国の日本大使館等に持っていくと(日本でもできると思うが)、さらに40ページほどの真っさらなページを追加してくれる。

増補できるのは一回のみだが、48ページが88ページに、ページ数が一気に80%以上増加するのだから、結構すごい話だ。

10年もののパスポートの場合、毎年5ページぐらいのペースでスタンプを押し続けていかないと全48ページを埋め尽くすことはできないので、年2〜3回海外旅行に行っているという人の場合は、全く関係の無い話かもしれない。


が、数多くの国を転々と動き回る長期旅行者にとっては、これは大変ありがたい措置だ。

ページが無くなったら新しいパスポートに作り替えることももちろん可能だが、それよりも増補のほうが手数料は安いし、何より色んな国のスタンプ(=思い出)を保持したまま、パスポートを長く使い続けられるというのが嬉しい。

気分的にも、新規に作り替えるよりも何となくラクな感じがする。


かくいう僕も、ちょっと前にパスポートの増補を行った。

アフリカ大陸を南下する前に(アフリカはビザが必要な国が多いので)、残り少なくなったパスポートのページを増やすため、エジプトのカイロにある日本大使館に行って増補申請をしたのだ。

手数料は125LE(約2,500円)。午前中に申請し「どうしても今日中に受け取りたいんです」とゴネたが、あっさり断られ、結局申請した次の日に増補されたパスポートを受け取ることとなった。

増補された結果は以下写真の通り。



増補ページの先頭ページ(S-1ページ)には、「押印をもって旅券に貼付されたこの増補部分は、旅券の一部をなすものである。」と記載され、接合部には押印の跡がうっすらと見える。

増補前、最後のページにプラスチックのテロテロ〜って感じのやつが付いていたが、どうやらそれを利用して新しいページをくっつけたみたいだ。

単にテープでとめただけの「所要時間10分」って感じの仕事だが、このおかげで残りのページスペースを気にすること無く、イミグレの職員に「たのむからこのちょっと空いたスペースにスタンプ押してください」と交渉する必要も無しに、アフリカ大陸を無事に渡りきることができたのだから、大変感謝しております。


なお、外国にはこの「増補」という存在を知らないイミグレ職員も結構いるらしく、増補したページをジロジロ見ながら、偽パスポートではないかと疑いをかけてくることもあるらしい。

知らない職員も職員だが、まあ見た目はテープでとめただけなので、その気持ちもわからんでもない・・・。

あと、当然パスポートの厚みが40ページ分増すので、貴重品入れがパンパンに膨れ上がってしまう可能性もある。
上半分の白っぽい部分が増補したページ

増補を考えてる人は、とりあえずそうしたデメリットもあるということを考慮に入れた上で申請手続きをしたほうがよいかと思います。


ちなみに国によって、増補にかかる金額は違うそうで、闇レートと公式レートが数百倍も離れている、超ウルトラインフレ国家ジンバブエの日本大使館では、10円ぐらい(もちろん闇レート換算)で増補してくれるそうだ。

公共機関は公式レートで動いてるのかな? まあ旅人にとって嬉しい話であることは間違いない。

あと、ミャンマーも安いらしい。

というわけで、ジンバブエかミャンマーに行く方は、旅の記念にパスポートの増補をやるってのもいいんじゃないでしょうか!?



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