しんどかった移動2008.7.1  written by 夫

「旅とは移動の物語である・・・」

ボロボロの未舗装道路をオンボロバスに揺られながら、そんな言葉が頭に浮かんできた。誰かが言っていた言葉なのか、はたまた自分で思いついた言葉なのかよくわからないが、ガタガタと揺れるバスの中で「たしかにそうかもな」と一人うなづいてしまった。

移動の時間って旅の大部分を占めてるし、移動してる時ってなんとなく「旅してるんだなあ」って気持ちになることが多い気がする。

特にしんどい移動のときほど、そんな気持ちになることが多いのかも・・・。

というわけで、今回はこの旅の中で「しんどかった〜」と思った移動をランキング。たぶん、「思い出に残った移動」のランキングをやっても、これらが上位に登場してくるだろうと思えるほど、かなり印象深い移動の数々です。

といっても、人によって「しんどさ」の基準は違いますし、我々が乗った乗り物やそのときの環境がたまたま 過酷だったってケースもありますし、もっとマゾな移動ばかり好んでやってる人もいますし、まあ我々夫婦の主観に基づいた適当なランキングってことでご覧くださいませ・・・。



ケニアのトラック荷台移動
アフリカ大陸半横断 5日間移動
チリからのウユニ高山病ツアー
クスコからマチュピチュへの道
風に吹かれて喜望峰






ケニアのトラック荷台移動(ケニア)






他のページでも何度か登場してますが、やはりこの移動がダントツで一番しんどかった。

荷物超満載のトラックの荷台に50人ほどの人が満員状態。その中で、どうにかスペースを確保して細い棒の上に座ったり、同乗客に踏みつけられまくったりしながらも隙間に体を丸くうずたりしてやりすごした20時間。当然のように、その後数日間は筋肉痛の嵐でした。。

後で聞いた話では、うちらが乗った数日後に、同じように荷台に乗ってた欧米人が、走行中に地面に落ちて亡くなったらしい。たしかに誰がいつ落ちてもおかしくない状態だった・・・。

まあでも、やりとげた後は、何かを悟ったような気分になれる、そんな移動でした。あっ、あと荷物じゃなくて牛とかを乗せてるトラックはもっと過酷らしいのでご注意を!



・所要時間 ・・・ 20時間
・参考ページ ・・・ 移動の内容(アフリカ@)


アフリカ大陸半横断 0泊5日移動(タンザニア〜ザンビア)





アフリカ大陸東岸に浮かぶ島ザンジバルから、ビクトリアの滝をのぞむ街リビングストンまでの5日間連続移動。

普通に休みながら行けば連続移動にならないけど、がんばった結果、宿に泊まることなく5日間連続で移動となってしまった。

@ザンジバルからダルエスサラームまで夜行船で移動。Aダルエスからタンザン鉄道でザンビアのカピリムポシまで42.5時間の移動。Bカピリムポシからルサカまで4時間のバス移動。Cルサカからリビングストンまで21時間のバス移動。

って感じで、合計すると5日間の連続移動になったわけです。@Aについては、もともと想定してたし、普通に寝れたので大してキツくなかったけど、Cが予想外にしんどかった。

乗客が満員にならないと発車しないバスに乗ってしまい、乗ってから4時後にようやく出発。しかもバスは夜に意味不明な場所でストップし、「今日はここで終了」と乗務員が宣言。乗客のブーイングの中、乗務員はマイペースに熟睡。早く着いてほしいのに・・・。

酒臭い乗客の騒ぎ声と寒さを堪え、動かないバスの中でなんとか睡眠は取ったが、疲れは全く取れなかった。。

翌朝、再スタートしたバスの中、ぐったりした体でなんとかバスの揺れに耐え、5日目の昼頃にようやくリビングストンの街へ到着。7時間で着く予定が21時間かかってしまったのでした。宿についてすぐに浴びたシャワー、そりゃあ気持ちよかったです・・・。



・所要時間 ・・・ 0泊5日
・参考ページ ・・・ 移動の内容(アフリカ@)
           移動の内容(アフリカA)


チリからのウユニ高山病ツアー(チリ〜ボリビア)





チリ国境の町サン・ペドロ・デ・アタカマから、ランクルに乗ってボリビアに入国し、ウユニ塩湖等を巡ってウユニの町で解散、という有名なツアールート。

まあツアー自体は楽しかったのだが、なんといっても高山病がツラかった。

平均標高4,000メートル以上と言われる2泊3日ツアー、特に1日目は一気に高度が2,000メートル近くあがるため、大多数の人が何かしらの症状に見舞われると聞いていたのだが、我々夫婦も案の定、高山病にかかってしまった。。

1泊目の宿。息苦しくてベッドから起き上がるのも一苦労で、トイレに行っただけでもう息切れしまくりのヘトヘト状態。ゴールしたときのマラソン選手並みにフラフラ。酸素不足で頭は超痛いし、暖房無くて夜中は超寒いし・・・。

あまりにキツくて、1泊目の夜は「もうツアー続行不可能だ」と思ってたけど、2日目以降はまあまあ持ち直して、ウユニ塩湖を満喫することができました。

塩湖はまた行ってみたいけど、あの高山病のツラさはもう味わいたくない・・・。ちなみに、うちらのツアーメンバーは、5人中4人がダウンという有様でした。



・所要時間 ・・・ 3日
・参考ページ ・・・ 移動の内容(南米A)


クスコからマチュピチュへの道(ペルー)





クスコからマチュピチュへは、何通りか行く(戻る)方法がある。列車に乗って行くのが一般的だが、我々は節約&思い出作りのため「クスコからサンタマリア、サンタテレサ、水力発電所と3回乗り物を乗り継ぎ、水力発電所から線路沿いを10キロ歩く」という方法を選択した。

別に乗り物の乗り継ぎ自体はたいしたことなかったし、線路沿い10キロ歩きもそれだけなら超キツいってほどでもなかった(線路の上は石がゴツゴツしてて歩きにくかったけど)。

が・・・

【1日目】乗り物3回乗り継いだ後に線路沿い10キロ歩いてマチュピチュ村へ(計10時間)

【2日目】マチュピチュ遺跡観光&崖のようなワイナピチュを登り降り(計6時間)

【3日目】線路沿い10キロ歩いた後に乗り物3回乗り継いでクスコへ戻る(計13時間)

という3日連続の激しい運動は、虚弱体質の我々夫婦の体をかなり痛めつけたようで、クスコに着いたときにはもうグッタリ。。ベッドの上で夫婦ともに白目を向けてしばらくボーッとしてしまいました・・・。

でもまあ、スタンド・バイ・ミー気分も味わえたし、思い出作りという当初の目的は十分達成。しかも3日目の移動のうちのひとつは、断崖絶壁をトラック荷台に乗って移動というオマケ付き。なかなか心に残る移動となったのでした。

ちなみに、10キロじゃなくて28キロ徒歩コースってのもあります。体力自慢の人はチャレンジしてみては?うちらは絶対ムリだけど・・・。



・所要時間 ・・・ 3日
  (行き10時間、観光6時間、帰り13時間)
・参考ページ ・・・ 移動の内容(南米A)


風に吹かれてバイクで喜望峰(南アフリカ)




アフリカ大陸の南の端っこ喜望峰。

ケープタウンから、ツアーかレンタカー借りて行くのが一般的だけど、うちらはバイクをレンタルして二人乗りして行ってきました。

「風を感じながら喜望峰へ行ってくるぜ〜」と調子に乗ってスタートしたこのツーリング、初めのうちは「風が気持ちいい!」って感じだったけど、途中からあまりの風の強さに超フラフラ状態。。

バイクは横風に吹かれまくって安定しないし、体に砂みたいなのが当たって痛いし、風で前に進まないから前傾姿勢で運転してたら横をビュンビュン車が通り過ぎていくし・・・。やはりアフリカ南端に吹きすさぶ風は予想以上にすごかった。まるで嵐の中を走ってるみたいでした。

でも崖道に広がる海岸沿いの景色はすごくキレイだった。ガラス越しじゃなくて、ナマで見れたんですから!

でも、次にまた行く機会があったら車で行くと思います。たぶん・・・。



・所要時間 ・・・ 行き4時間、帰り4時間
・参考ページ ・・・ 移動の内容(アフリカA)


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